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(12)マネジメントレビューの一体化

マネジメントレビューの目的は、ISO9001もISO14001も同じ記載になっています。
トップマネジメントは、システムの適切性、妥当性、有効性 すなわち
・適切性 ―― マネジメントへの取り組み姿勢が組織にとってふさわしいか。
・妥当性 ―― 量的な評価、例えば品質では、目標値が適切であるか。
        環境ではパフォーマンスの目標レベルがその組織につり合っているか。
・有効性 ―― 計画が予定通り達成されたか。
などの点を総合的に評価する。そして、次の活動期の継続的改善活動に結びつけることにあります。

今回のISO14001の2004年改定によって、次に示すようにマネジマントレビューのインプット項目(準備項目)がISO9001とISO14001との間で整合が取られ、まとめてやりやすくなりました。


<マネジメントレビューのインプット>
┌――――――――――――――――┬―――――――――――――――┐
|      ISO9001:2000         │    ISO14001:2004        │
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|監査の結果                 │監査の結果、法的要求事項等の  │
│                        │順守評価の結果             │
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|顧客からのフィードバック         │利害関係者からのコミュのケーション│
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|プロセスの実施状況及び製品の    │組織の環境パフォーマンス      │
|適合性                   │目的及び目標が達成されている程度│
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|是正処置及び予防処置の状況     │是正処置及び予防処置の状況    │
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|前回までのMRの結果に対するフォロ│前回までのMRの結果に対するフォ │
|ーアップ                  │ローアップ                │
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|MSに影響を及ぼす可能性のある   │法的等要求事項の進展を含む、   │
│提案                     │変化している周囲の状況       │
├――――――――――――――――┼―――――――――――――――┤
|改善のための提案            │改善のための提案          │
└――――――――――――――――┴―――――――――――――――┘

しかし、マネジメントレビューをまとめて行うかどうかは、製品やサービスの品質と環境側面がどの程度重なっているか、管理責任者が一緒か、違っているかによって判断した方がよいだろう。

マネジメントレビューからのアウトプットでは、次の活動期の継続的改善に向けて、方針・目的・目標の見直しや改善点が明確にされ決定される。
(5)方針展開の手順の統合 のところでも述べましたが、次の期のあるべき姿と、現在積みあがっている改善案を対比し、差がある場合は社員を改善案を出せるレベルまで教育訓練をする(計画する)必要があります。
これが、ISO9001、ISO14001で言っている資源の必要性となり、資源の提供(ISO9001 6.1項)につながっています。

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