(8)資源の運用管理プロセスの統合
資源の運用管理とは、必要な資源を明確にし、提供し管理することです。その資源の範囲は、今度の改正で下記のようにまとめられ、ISO9000、ISO14001とも同じような構成になり、統合しやすくなった。
9001 6章 9004 6章 14001 4.4.1項
人材 ← 人的資源
インフラ ← インフラ
作業環境 ← ――
情報 技術 ――
―― 供給者及びパートナーシップ 専門的な技能
―― 天然資源 ――
―― 財務資源 資金
資源の運用管理プロセスで、重要な点は、資源の提供が多すぎると業務効率を落とし、少なすぎると問題を発生させることです。
建設業のようにプロジェクト管理が主体の場合、施工計画の段階で必要な資源が特定され、調達され、管理されて行く。そしてプロジェクトごとの出来形や採算性の点から自然と提供量の適切さが評価されていくようになっている。
製造業のように過去の事業活動の流れの中で、一通りの資源が準備され提供済の場合は、資源の提供よりも管理にウエートが置かれる。人材開発、インフラ、技術・情報、予算管理などのようにカテゴリー別に統合した管理手順を定め管理していけばよい。
しかし、総合パフォーマンスの継続的改善という観点からは適切な資源が提供されていているかということをレビューすることが重要です。 ISO9004,ISO14004とも、このレビューをマネジメントレビューの場で実施することを推奨している。
資源の供給がうまくいっているか見る一つの方法は、期末において、顧客満足度やプロセスの課題、環境パフォーマンスの到達点などのあるべき姿を明確にし、あるべき姿と、現状で改善可能なレベルとの差を確認する。この差が、資源の提供のニーズということになる。
経営者は、この差を埋める方法として、社員の能力開発、タスクフォースチームの結成、外部への支援要請といったことを決定することを求められている。
皆さんの会社のマネジメントレビューでは、そのような決定が行われているでしょうか。
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