(10)購買プロセスの統合
ISO14001 4.4.6 c) には、「組織が用いる物品及びサービスの特定された著しい環境側面に関する手順を確立し、実施し、維持すること、並びに請負者を含めて、供給者に適用可能な手順及び要求事項を伝達すること」という要求事項があります。
購買製品に対する環境側面の特定は次の手順で行います。
①購買製品(グループごと)のライフサイクルに従って、プロセスを特定する。
②プロセスごとに、インプット、アウトプットを考え(マイナスに作用する)環境側面を特定する。
③主要な環境側面の環境影響を理解する。
④(マイナスに作用する)著しい環境側面を決定する。
ここで特定した供給者及び請負者の著しい環境側面をISO9001で言う購買先の管理の方式に織り込んで行きます。
例えば、購買先評価の基準に織り込む、取引基本契約や購買仕様に明記して伝達するといった方法があります。
次に、③の環境側面の理解をもとに、組織が影響を及ぼすことができる(プラスに作用する)環境側面を抽出する。
⑤環境影響を緩和する改善方策(=プラスの環境側面)を洗い出す。
⑥改善方策を評価し、(プラスに作用する)著しい環境側面を決定する。
例えば、印刷で使用する印刷インクに例に取ると、マイナスの著しい環境側面は「揮発性有機溶剤の入った印刷インク」で人体に有害、地下水の汚染といったことが環境影響になります。
これを改善する方策としては
・大豆インクに変える
・インク使用量の少ない印刷方式を考案
・蒸発ガスの吸収装置をつける
・・・・・
といった案が出されたとすると、これらの案を例えば
環境影響の改善効果×投資費用や価格などの経済性×対外イメージの改善の程度
の指標で評価し、評価点の高いものを採用する。
この中で、購買製品に関する採用案は、グリーン購買基準に登録し運用します。
下図に、このようにして統合された購買プロセスの手順を示します。
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