(6)マニュアルの統合 その2
次に、PDCAモデルに従ったマニュアルの統合方法を紹介します。
PDCAモデルは、ISO14001やOHSAS18001に用いられている方法です。
ISO14001では、組織の人々全員が組織に関わる環境を保全し汚染を予防することを目的としてマネジメントの1つのPDCAサイクルでプロセスが構成されている。
しかし、ISO9001は、顧客の満足という観点から、マネジメントのPDCAと製品・サービスのPDCAの重構造になっている。
マニュアルの統合を、マネジメントの1つのPDCAサイクルで行おうとした場合、製品・サービスのPDCAの部分がはみ出す形となるので、ここの部分を品質特有の部分として別に扱うことになります。
この方法は、マネジメントのプロセスのみを統合して、品質の製品実現、環境の運用管理の部分を別扱いとするので統合の程度はやや浅いが、既に両方の認証を取得済の組織が用いるときは、文書類の変更が少なくてよいというメリットがあります。
上図のプロセスモデルに従って、プロセスごとにマニュアルを章だてしていきます。
次に、その目次の例を紹介します。
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章 目 次
― 共通部分 ―
1 企業概要およびマネジメントシステムの概要
1.1 企業概要
1.2 マネジメントシステムの適用範囲
1.3 用語の定義
1.4 マネジメントシステムのプロセス
1.5 統合マニュアルの運用基準
2 基本方針、組織図及び責任・権限
3 方針の策定及び運用
4 計画
4.1 環境側面
4.2 法的及びその他の要求事項
4.3 目的、目標及び実施計画
5 実施及び運用
5.1 資源、役割、責任及び権限
5.2 力量、教育訓練及び自覚
5.3 コミュニケーション
5.4 文書類及び文書の管理
6 点検
6.1 顧客満足
6.2 監視及び測定
6.3 順守評価
6.4 不適合並びに是正処置及び予防処置
6.5 記録の管理
6.6 内部監査
7 マネジメントレビュー
― 品質特有の部分 ―
8 顧客コミュニケーション及び受注
9 設計・開発プロセス
9.1 仕様企画と開発企画の策定
9.2 設計開発の実施
9.3 設計開発の審査・検証
9.4 設計開発の変更管理
10 購買
11 製造及び引き渡しプロセス
11.1 製造工程の共通的管理事項
11.2 生産計画
11.3 生産技術開発および工程設計
11.4 購買品の調達
11.5 内製品製造工程
11.6 組立工程
11.7 試験・検査工程
11.8 保存・出荷工程
― 環境特有の部分 ―
12 運用管理
12.1 ・・・
12.2 ・・・
13 緊急事態への管理および対応
14 ISO規格と統合マニュアルの条項対比
15 改訂履歴
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