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(5)マニュアルの統合 その1

 マニュアルは社員や顧客・利害関係者に自社の考え方を知ってもらうためにあります。また、審査のときに使用するものでもあるが、主目的はあくまでも前者です。
 マニュアルを統合するには、社員や顧客に理解しやすいプロセスモデルを作成し、そのモデルに従って作成していく。

プロセスモデルには、2つのパターンがあります。
1つはISO9004(ISO9001ではない)のプロセスモデルを使用する方法、もう一つはPDCAモデルを使用する方法です。
どちらの方法でもよいが、ISO9004には、もともとQ・C・D・Eすべてが含まれており、経営という観点からとらえた場合、この方法を用いるのがオーソドックスであると思います。
一方、PDCAモデルはISO14001やOHSAS18001に用いられているモデルで、既にISO9001やISO14001を取得済の組織が、システムを統合しようという場合は文書類の変更が少なく、便利な方法です。
 今回は、ISO9004のプロセスモデルを用いたマニュアルの統合を紹介します。


 model01

 上図のプロセスモデルに従って、プロセスごとにマニュアルを章だてしていく。
次に、その目次の例を紹介します。

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  章  目 次
 1 企業概要およびマネジメントシステムの概要
  1.1 企業概要
  1.2 マネジメントシステムの適用範囲
  1.3 用語の定義
  1.4 マネジメントシステムのプロセス
  1.5 統合マニュアルの運用基準
 2 基本方針
 3 組織および責任・権限
 4 文書化とその管理
  4.1 一般
  4.2 文書および記録の管理
 5 マネジメントの計画プロセス
  5.1 トップマネジメントの一般的責任
  5.2 著しい環境側面の特定
  5.3 関連する法的その他の要求事項
  5.4 マネジメントシステムの計画
  5.5 組織構造及び責任・権限
  5.6 内部コミュニケーション
  5.7 マネジメントシステムの運営管理
 6 資源の運用管理プロセス
  6.1 資源の提供
  6.2 人的資源の管理
  6.3 インフラストラクチャーおよび作業環境の運用管理
  6.4 財務資源の管理
 7 顧客コミュニケーション及び受注プロセス
  7.1 市場調査と顧客満足度調査
  7.2 販売
  7.3 受注
  7.4 サービス・保証
 8 設計・開発プロセス
  8.1 仕様企画と開発企画の策定
  8.2 設計開発の実施
  8.3 設計開発の審査・検証
  8.4 設計開発の変更管理
 9 製造及び引き渡しプロセス
  9.1 製造工程の共通的管理事項
  9.2 生産計画
  9.3 生産技術開発および工程設計
  9.4 購買品の調達
  9.5 内製品製造工程
  9.6 組立工程
  9.7 試験・検査工程
  9.8 保存・出荷工程
 10 支援プロセス
  10.1 購買先の管理
  10.2 モニタ装置及び測定機器の管理
  10.3 不適合製品の管理
 11 環境マネジメントに対する支援行動のプロセス
  11.1 利害関係者とのコミニケーション
  11.2 運用管理
  11.3 環境に関する緊急事態への管理および対応
 12 測定、分析および改善のプロセス
  12.1 顧客の満足
  12.2 内部監査
  12.3 製品・プロセス及び環境パフォーマンスの監視・測定
  12.4 順守評価
  12.5 データの分析
  12.6 不適合並びに是正処置及び改善活動
 13 ISO規格と統合マニュアルの条項対比
 14 改訂履歴
――――――――――――――――――――――――――――
 次回は、PDCAモデルでの、統合方法について紹介します。

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