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2024年11月12日 (火)

高知から室戸岬への小旅行 その2

高知駅に着くと11時50分、昼食の時間はないのでコンビニで弁当を買って12時15分発の奈半利行きの電車に乗った。


ここからは室戸観光である。
奈半利からバスに乗りかえ2時間30分程度で室戸岬に着く。

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バス停から2分ほど歩くと室戸半島の最先端、室戸岬に着く。ここからは日の出と日の入りの両方がみれる。

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室戸岬から国道55号線を10分ほど歩くと、四国遍路第24番札所への登り口がある。

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明星院御埼寺は標高160mの山の上にある。遍路道は整備されているかキツイ登り道である。途中で白装束のお遍路さんに出会う。お遍路さんはこんな道でも歩くのか、感心する。

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山道を登り切った所に山門があり、山門を抜けると明星院御埼寺がある。

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山門から中に入ると参拝者がかなりいる。スカラインの方から登ってきたお遍路さんである。
見ていると、納札箱に写経をおさめ、賽銭をあげる、合掌し静かに読経する。どの人も皆同じ手順で参拝している。何の準備もしたいない自分が恥ずかし気がしてきた。

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明星院御埼寺の後は、海岸方向に歩いて5分ほどの所にある室戸岬灯台に行く。

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山から下りて宿泊先の岬観光ホテルに着くと、丁度5時でした。
岬観光ホテルは、かなり古いホテルですが、食事や対応は丁寧でした。

 

11月10日(日)

ホテルの窓から日の出が見える筈なのですが、この日は曇っていて見えない。

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朝食を済ませて、8時にホテルを出発する。
ホテルの直ぐ近くに「御厨人窟(みくろど)」がある。

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波の力によって削られた洞窟ですが、1200年前弘法大師(空海)が修行した所である。弘法大師はここで難行苦行を重ねて虚空求聞持法を修められ三教指帰の悟り開かれた所と伝えられている。

 法性の室戸といえどわが住めば
 有為の波風よせぬ日ぞなき   空海

このような洞窟は、近くに3か所ある。

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みくろどの後は海岸線に出て室戸岬に向かう。

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エボシ岩です。

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道の横のアチコチに生えている植物。アロエかと思ったが大きすぎる。リュウゼツランというらしい。メキシコではテキーラの原料になる植物となる外来植物です。

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月見が浜

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9時10分に室戸岬のバス停についた。

室戸岬からバスで奈半利駅へ、奈半利から電車で高知駅に着くと12時20分でした。

 

高知から電車で岡山に出て新幹線で自宅に帰る予定であったが、高知駅に着くと瀬戸大橋線で架線が切断し列車が通れないとう知らせが入った。いつ回復するかも分からない。

急遽、高速バスの発車窓口に行ってバスがないか聞いたが、断線の関係で大混雑、直通バスは岡山、神戸、大阪、京都のどれも満席で席が取れない。何かよい方法がないか尋ねると、高松行で高松に行って、高松で乗り変えて京都に行く路線なら席は取れるという。
それで、京都から敦賀、敦賀から小松の最終列車に間に合うか調べると、何とか行けそうだ。
そうするしかない。結局、自宅午後7時着の予定が12時着になってしまった。

今回の旅では、高知では歴史をたどる街歩き、室戸では南国風の自然、そして、ヒヤヒヤドキドキの電車・バスの乗り継ぎ。色々あったが良い経験をさせてもらいました。

何よりも健康に感謝です。

 

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高知から室戸岬への小旅行 その1

6日は東大阪、7日・8日は徳島県脇町で仕事でした。9日・10日は休日になる。折角四国まで来たので、高知と室戸岬を一人旅で廻って帰ることにした。
8日の晩は阿波池田で宿泊、宿屋の主人にどこか夕食をとるところがないか聞いたところ、近くの商店街の中にある居酒屋“和楽”がよいとのこと。

”和楽”の中に入ると地元の常連客が7割位で埋まっている。隅の方に席をとって生ビールに芋焼酎のお湯割り、おつまみのブリの刺身とアボガドの天ぷらを頼む。ブリは瀬戸内海産らしく脂がのっていていてうまい。
6日・7日の晩は移動と次の日の仕事の準備で時間がとれず、まともな食事とっていない。
お陰様で仕事の疲れが吹っ飛んだ。

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11月9日(土)

朝早く起きて、旅行用の身なりに着替えて出発、7時6分発の南風号で高知に向かう。

高知には8時18分に着いた。高知駅のコインロッカーに仕事用のキャリーを預けて市内観光に出かけた。

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高知駅前をまっすぐ15分程歩くと“はりまや橋”に着く。小さな木製の橋ですが、丁度工事中でよく見えない。

橋のたもとに坊さんの像があるが、これは、よさこい節の“土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た”から来たものだろうか。

この歌の坊さんは実在していた。坊さんは、鋳掛屋の娘・お馬と恋仲になっていたが、かんざしを買った所を見られて噂になり、寺の戒律を破ったことで追放された。その後、駆け落ち、逮捕、二人は別々の場所に追放され二度と会えなかったとういう人情物語です。

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はりまや橋からせせらぎの横を通る遊歩道を通って高知城にむかう。

地図をもって街をぶらぶらしている旅行者に所々で出会う。
中央公園にさしかかったとき「能登半島地震差異が義援金・・・」とかいた垂れ幕が張ってある。今夜開催のライブの準備中である。
こんな遠くの人も応援してくれているんだ!

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20分程歩くと高知城公園に着く。

 

高知歴史博物館に入る。

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高知県の歴史や土佐藩主の所持品が陳列してある。和紙の作り方やビデオもある。
平安時代の土佐は流刑地の一つであったらしい。紀貫之は国主として赴任していた。その時に書いたものが“土佐日記”で、その展示もある。それらにからんで和紙の作り方の展示もある。

幕末維新期は土佐勤皇党、坂本竜馬、中岡信太郎の活躍も有名でビデオ解説もある。

閲覧コースを一回りして約30分

そういえば、高知駅前には、3人の銅像があった。

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歴史博物館を出ると、すぐ前に高知城がみえる。

ここから、高知城の天守閣まで歩いて登る。

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お城の周りの曲がりくねった階段をのぼって天守閣の入口まで行く。入口で入場料を払って中に入る。

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中には城の模型や所持品が展示されている。

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 天守閣の頂上に登ると、高知市内の四方八方の眺めが見える。  

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高知城の見学のあとは、町中をぶらぶら歩いて高知駅にむかう。

高知の町の通りは、大きな道路を除くと遊歩道のようになっていて、両側に店が並ぶ。ぶらぶら歩くには丁度良い。高知市内観光の人気が高い理由が分かったような気がした。

高知駅に着くと11時50分、昼食の時間はないのでコンビニで弁当を買って12時15分発の奈半利行きの電車に乗った。

(その2の続く)

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