ボラボラ島(タヒチ)
ボラボラ島は、タヒチ島から約260km離れた所にある島で、ポリネシアの中でも最も美しいと言われている。1周約35kmの本島と、その周囲を約40kmの岩礁が囲んでいる。
島の中央に急峻な台形の形をしたオテマ山(727m)がそびえ、島の景観を一層際立たせている。島の人口は約4500人です。
11月19日は、私一人で自由行動、自転車を借りて島内を一周した。
クルーズは、午前7時にボラボラ島沖に到着、そこからテンダーボートで本島のバイタベに渡る。
8時半にバイタベのレンタル店に行くと、ピースボートの若い人達が既に行列を作っている。レンタル自転車は全部で8台しかないようだ。自分まで回ってくるかヒヤヒヤしていたが、最後の1台をゲット出来た。もう少し遅れると借りられないところだった。レンタル料金は20ドルでした。
バイタベから左回りで島内を一周する。左にオテマ山、右にサンゴ礁の海を見ながらマティラ岬に向かう。この間、ピースボートのパッセンジャーを載せたタクシーやジープが次々と追い越していく。
マティラ岬に着いたのは9時30分。マティラ岬は、白い砂浜に遠朝の透き通った海が広がっている。遠くには青い海と岩礁が見える。ここでスノーケリングを楽しみに来ている人が多く、多くのピースボートの知り合いに出会った。
私は、スノーケリングの準備をしてこなかったが、ここで泳ごうと思って水着に着替え、海に入った。波打ち際には、沢山の白い貝殻が転がっていたが、魚の姿は見かけなかった。
海で泳いだのはもう50年も前のことかも知れない。ゆっくり泳いでいるうちに何とか泳ぎの感を取り戻した。しかし、一人で着ているので沖へ流されても誰も見ている人はいないので念のため海岸近くで遊んでいた。
ここで2時間ほど海水浴を楽しんだ後、再び自転車でフティワ岬に向かって出発した。
マティラ岬の先からは、会う車や人が急に少なくなった。海を見ながらヤシの木の海岸線を走る。道端の所々に民家が見えるが、どの家でも庭にパパイヤ(マンゴーかも知れないが区分けがつかない)とバナナの木が植えてあり、時々枝払い等木の手入れをしている人に出会う。やはりマンゴーもパパイヤもバナナのキチンと手入れをしないと美味しい物が取れないのだろう。
フティワ岬の近くになるとゆるやかな登り道が続く。降りて自転車を押して岬に着く。岬には、先に出発した20代の男女の5人のグループと、ジープできたSさん夫妻他数人に出会った。ここで、海をバックにお互いに写真をとり合う。
フティワ岬から更に1時間程走った所に旧アメリカ軍の7インチ砲があるのだが見あたらない。砲台は第二次世界大戦中にアメリカ軍が日本軍を見つけ威嚇するために作ったものだ。
地元の人に道を聞くと山の上にあるという。砲台への登り口まで案内してもらった。
自転車を置いて砲台の道を登る。砲台は20m位上の丘の上にあった。
見晴らしがよい。下を通る船や対岸の岩礁が一望できる。素晴らしい眺めだ。なる程、ここならば敵の動きをいち早く察知できる。
砲台から降りてまた走り出したが午後1時を過ぎている。昼食を摂りたいが、行けども、行けどもレストランがない。
昨日マンゴーを買ってリュックに入れて来たのを思い出した。海岸線のヤシの木の下でマンゴーを縦に切って、中の実を食べた。黄色い甘い実、お腹が空いていたので余計に美味しく感じる。
更に走ってバイタベのレンタル店に着いたのは、午後2時30分でした。所要時間は海水浴を含めて6時間でした。
その後バイタベで食事を摂り土産物店を見てテンダーボートで船に帰えると午後4時でした。
今日は、雨にも合わず、走りながら南国の白い浜辺とサンゴ礁の海、その向こうの青い海と岩礁の景観を目に焼き付くほど満喫することができた。この気分はタクシーやジープで回ったのでは味わえない。
ピースボートのシニアの乗員の中で、自転車で島を一周したのは、私一人だけのようでした。自分では、大したことはないと思っているが“すごいね”と言われると、他人とは違った楽しみ方ができたようで嬉しい。
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コメント
波平(船内居酒屋)でのお姿が印象的なのですが、こんなに行動派だったとは・・。ちょっと感動!!
投稿: 武田早苗 | 2015年12月12日 (土) 17時27分
ありがとうございます。武田さんの日本舞踊も素敵でしたよ!
投稿: がまがえる | 2015年12月13日 (日) 18時00分