バロセロナ(スペイン)
バロセロナは、スペイン第二の都市で人口約160万人である。バロセロナは紀元前に築かれた街で古い歴史を持っている。1991年に開催されたバロセロナオリンピックが有名である。
この日は、飲み友達のTさんと思い切り二人で飲もうということになり、ツアーをキャンセルして、自由行動にした。
午前8時半に船を出て2階がオープンになっているサイトシーイングバスに乗った。コースは3コース、ステーションは全部で40あるが、どこで降りて、また乗っても自由である。乗るとイヤホンを渡され、イヤホンを指定のジャックに差し込むと12ケ国語の中から、聞きたい言語を選んで説明を聞くことができる。各停留所でどんどん乗ってくるが、また、降りる人も多い。
午前9時に港のAライン始発点より乗り、ペオデリアでBラインに乗り換えてサクラダファミリアで降りた。
サクラダ・ファミリアは建築家アントニ・ガウディが設計した壮大な教会であるが、壮大過ぎて生存中には完成せず、現在も工事中である。景観は独特のものがあり、天にそびえる荘厳さを持っている。バロセロナには、その他にもガウディが設計した建築物が多数あり、アントニ・ガウディ作品群として世界遺産に登録されている。
サクラダファミリアからは、次のステーション、ガレシアまで歩いて散策した。ここは下町らしく、パン屋さんや日用品店、小さなスーパーマーケットが並んでいる。
ガレシアから、また、バスに乗って、バロセロナのショッピン街の手前で降り、通りを歩いた。私と違ってTさんはセレブである。氣の入った高級ブテックや化粧品店があると覗いていた。
昼頃になったので、レストランを探したが、ここはビジネス街ということで、なかなか良い店が見つからない。繁華街に中心地ペデリアまで来ると、品のよいしゃれたレストランを見つけた。入ったのは12時40分頃、しかし料理を出すのは13時以降だという。当地ではシェスタと言って、14時から16時まで休息を摂る習慣があり、店の方も開業時間をシェスタに合わせているのだろう。
正式の開店まで、地ビールを飲んで時間を過ごした。
13時近くになり、ウェーターに店のオススメを聞いて、サーモン、ピザ、ロシアンサラダとカタロニアワインを注文した。スペイン人になった積りで、ゆっくり飲んで食べて28ユーロ(約4000円)、料理もワインも美味かったので期待以上です。
そこからは、再びサイトシーイングバスに乗る。車窓からはガウディの関係か前衛的な建物が多く見える。
サイトシーイングバスをポール・エスパニヨールで降り、ケーブルカーに乗る。丘の上には大砲が並んだキャッスル(要塞)がある。キャッスルの頂上は開けていて、全方向にバロセロナ市内が眺められる。
晴れた日で、素晴らし眺めでした。港には沢山のクルーズが入っていたが、その中に我々のピースボートも見えた。
その日、船に帰ったのは、門限間近の17時40分でした。
風邪から喘息の小発作を引き起こしていつも咳が出る。しかし、アルコールが入っているときは不思議と咳が止まった。Tさんには、迷惑をかけてすみませんでした。
しかし、今日一日、美味しいワインと素晴らしい景色を眺められて幸せでした。
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