ドブロウニク(クロアチア)
午前6時にドウロウニクに入港した。ドブロウニクは世界遺産“アドリア海の真珠”と呼ばれる城壁に囲まれた美しい街である。現在、人口は2万8千人であるが、城壁内で生活している人は約2000人とのことでした。
ドブロウニクはナポレオンに征服されるまで、ヴェネチアと並ぶ貿易都市であった。中世、オスマン帝国の侵攻に対してヴェネチアは海軍力で対抗したのに対して、ドブロウニクはトルコの懐に入り込み情報提供等の貢物により独立を守った。
1990年、ソ連邦の崩壊後、ユーゴスラビアから独立を宣言し、ユーゴスラビア軍から砲撃を受け、街が破壊された終戦後、視認が7年をかけて破壊された箇所を元通りに修復した。市内見学の時に被弾の後や修復の後の説明を受けた。
午前中は市内見学でフランシスコ修道院から大聖堂まで旧市内の説明を受けながら散策した。
市内の路はすべて石畳み、城壁まで階段状にびっしり家が並んでいる。住宅の間は細い路地のようになっており、その両側に路地のはみ出した形で店が並んでいる。現地案内人の説明では、上下水道完備で不自由はないが、一つだけ困ったことがある。それは(隣近所の)ドラマが無料で見られることである、と言っていた。
大聖堂で一人ツアーから離脱して、昼食をとった後、街を囲んだ城壁を一巡りした。入場料は100クローネ(約1900円)で、少し高いような気がした。それでも観光客で一杯だ。
城壁の遊歩道を街や外側の海や山の景色を眺めながら登ったり下ったりする。紺碧色の海に赤いレンガの家並みが美しい。
城壁の後は、街の外れのケーブルカーで山頂に登った。山頂は人で一杯だったが、山頂から坂を降りて別棟に登ると誰もいない。眼下に城壁や海が一望できた。素晴らしい眺めを一人で独占できたような気分になって疲れも吹っ飛び、嬉しさがこみあげてきた。
その後は、市内バスでクルーズに帰った。時計を見ると16時30分だった。
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