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2015年10月25日 (日)

コスメル

 10月24日から25日の午後4時まで2日間コスメルに寄港した。
 コスメルは、メキシコ ユカタン半島の東側にあるマヤ人の島である。マヤ人は4世紀からこの島に住んでいて15世紀には4万人が住んでいたが、スペインが持ち込んだ天然痘によって人口は急減し1510年には30人しか住んでいなかったという。
1848年にユカタン半島でマヤ人の大反乱があり、それを逃れて避難した難民がこの島に定着した。現在の人口は1万人であり、主な産業は観光である。

10月24日
 TさんとMrサムライことSさん夫妻の4人で自由行動をとった。
 午前中はタクシーを2時間借りきって市内を見学した。料金は一人15ドル、行ったところはコスメル博物館、カソリック教会、中央市場、チャンカナブ公園付近の海岸線の景観の見学等である。
■コスメル博物館
 島の歴史が写真、絵、模型でわかりやすく解説されている。
■中央市場
 島民の台所、狭い場所に衣料から食品まで色んな種類のものを売っている。野菜ショップを散策しドライフルーツを買った。その後食堂のカウンターというより屋台といった感じの所で現地の人が食べているタコスを食べた。タコスは、とうもろこしのヤンに色々の肉や野菜を煮込んだものから欲しいものを選んでスパイシーやトウガラシをつけて食べる。ビールと合わせて食べると美味い。屋台らしき所で日本人4人が並んで食べていると、現地の人が回りからジロジロ眺めている。ここまで日本人が来るのが珍しいのだろう。

 市内見学の後、タクシーで潜水艦で海中探訪をするアトランティスの駅まで送ってもらった。潜水艦アトランティスは60人乗り、丸い窓から海中の様子を眺める。料金は100ドル。スペイン語と英語の説明があるが、当日の見学者の6割はスペイン語、4割は英語であった。スペイン語の客は主としてメキシコ、英語の客は主としてアメリカフロリダよりカリブクルーズで来ているらしい。日本人は我々4人だけだった。

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 タグボートで沖へ出て、そこで潜水艦に乗り換えて約1時間水中見物をする。潜水艦は海底100フイート(約33メートル)まで潜る。

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 海底の眺めはプランクトンの死骸なのか白い土で覆われていて、その間にサンゴ礁が生えていて魚が泳いでいる。魚の種類はかなり多い。途中ヒラメに似た魚の大群にもであった。100ドルの価値はあったと思う
 

 アトランティスの後は、近くのレストラン(軽食)でビールを飲みながらモーレを食べる。モーレは先日ディナーでメキシコ出身のCCから教えてもらったメキシコの名物である。とうもろこしで作ったカルビーのようなせんべいに調味料をつけて食べる。入ったレストランには、中国、日本、韓国、マレーシアの東洋人が良くくるという。ウェーターは日本人だと知ると「こんにちは」「いらっしゃませ」「ありがとう」と日本語で話しかけてきた。
ここで、晩にディナーを摂りたいが、コスメルで一番美味しいお奨めのレストランはどこか尋ねると「ラ・チョーサ」がよいと教えてくれた。
 そこからレストランまで歩いて30分程度だということだったので海岸線の道を海を見ながら歩いて行くことにした。しかし、酔っていたのでかなり長く感じられた。
 「ラ・チョーサ」は繁華街から路地を曲がった所にある。場所を尋ねながら近くにきたのは5時30分でした。路地の道端で流しが3人いて一曲どうだという。では。6時に「ラ・チョーサ」きて欲しいというと喜んでいくといく。
 「ラ・チョーサ」は地元の名士が使うレストランらしく、中へ入るとかなり広く奥に立派な庭がある。

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庭の前の席を頼んでメキシコ料理とテキーラを頼んで食べ始めると約束通り流しがやってきた。演奏曲目は「ラ・クンパルシータ」「キサス・キサス・キサス」「ベッサメ・ムーチョ」の3曲である。目の前の生演奏を聞きながらテキーラを飲むのもなかなかいいものだ。テキーラ以外にビールとワインをもらったが料金は流し込みで一人35ドルでした。

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 夕食の後19時より近くのキンタ・ロー公園で「メキシコ・日本 平和と友好のお祭」が開催されるのでキンタ・ロー公園に向かう。

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 お祭りには、1960年代のアメリカの反戦人気歌手ピーター・ポールが特別出演しており平和への思いと「花はどこへ行った」他数曲を歌った。

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その他メキシコの踊りやピースボート側よりコーラス等の出演があった。しかし、メキシコの公式行事にはアルコールを出すことは法律で禁じられており、ジュースを飲みながら聞いていたが、なんとなく手持ち無沙汰である。
 結局、祭りの帰り、一緒になった8人とレストランに入りテキーラを飲んだ。その日はビール2本、テキーラ2杯、ワイン1杯を飲んだことになる。テキーラはアルコール度数47度、飲む前は酩酊状態になるのではないか心配していたが、ゆっくり飲んだせいか余り酔った感じはなく、足どりもしっかりした状態で船に帰った。

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