クシャダス(トルコ)
9月27日午前7時、トルコのクシャダス島に入港した。クシャダスは、紀元前11世紀からアテネ、スパルタと並んでエフェソスという都市国家があったところである。都市国家としてはアテネよりも古いとのことであった。
ピースボートの乗客の多くはエフェソス遺跡の見学出かけたが、私は、クシャダスより更に奥に入った「エレン山トレッキングと地元の村訪問」というコースに参加した。
朝8時半にバスに乗ってエレン山の麓に向かう。このコースの参加者は全部で30名である。過去に山登りをしていた人や山女が多いようだ。
エレン山は標高350m、麓から歩いて約7km程度、なだらかな山道である。山には、オリーブ、どんぐり、山梨など沢山の種類の木があるが、どれも低木である。オリーブが最も高く高さ2m位ある。その理由を聞くと、雨の量が少ないのと、空気が乾燥しているので山火事が多くて焼けてしまうので高い木がない、とのこのであった。日本にはない色んな花が咲いていて沢山の写真を撮った。
天気は晴天、見晴らしもよく、清々しい気分でした。
山から降りて、100人程度の小さな村のレストランで昼食をとった。レストランと言うよりは地元の村の男性のたまり場である。昼から数人の男がコーヒーを飲んだり雑談をしたりして時間を潰している。これは男が家にいると邪魔になるので家から追い出され、ここに集まる。それが習慣になったとのことである。これはトルコだけではなく南欧での同じ習慣であることでした。
昼食はトルコの家庭料理で、野菜やチーズの入ったヤン、野菜、羊肉の串焼き、オリーブの肉をくるんでウインナー状にして焼いたもの、ライスでした。赤ワインをもらったが、これとよく合い旨かった。しかし、ライスだけはパラパラして食べられなかた。
27日は、トルコの特別の休日で学校も休み、子どもの沢山集まって来た。村人の交流ということで、簡単なプレゼントをして、前日に間に合わせで習ったトルコ語で話をするが、よく通じない。英語を話せる人が殆どいない。それだけ田舎なのだ。
ウクレレを持って来ている人がいたので、お礼にウクレレに合わせてみんなで日本の「ふるさと」を歌った。
こういうのもたまには良いものだ。
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