ドーハ
ドーハはカタールの首都で人口は130万人、ドバイと同じくカタールの人はその2割、残りはインド等の他国からの出稼者である。日本ではサッカーのドーハの悲劇で知られている。2022年にはドーハでサッカーのワールドカップが開催される事になっている。
ピースボートは、今回はじめてドーハに寄港した。カタール政府が日本及びピースボートの趣旨に賛同して午前中に歓迎イベントを開催してくれる事になり、14日は乗客約1000名が参加した。
一週間前に特設会場のテントが設営されたと聞いていたので暑いのではないかと心配していたが、行って見ると広い会場で中はクーラーが利いていて快適な環境になっていた。
テント内にはカタールの民芸品の陳列及び作り方のデモや希望者にタトーを描いてくれたりしていた。また、中央の舞台ではカタールの踊りが披露されていた。
式典が始まってカタールの文化観光大臣の歓迎挨拶があった。カタール文化観光大臣の挨拶では、日本に対して欧米以外で最初に独立国として経済発展したことや、戦後の平和主義を高く評価していることが強調されていた。
その後ピースボート側の返礼の挨拶があった。ピースボート側の挨拶の中に、今回88回クルーズであるが、100回に向けて世界一の省エネ船(エコシップ)を建造することを計画中という話が出てきた。
その後、ピースボート側より返礼としてコーラス「東北大震災に際して歌われている歌」、太鼓、よさこいソーランなどが披露された。
若い子が歓迎イベントに向けて練習していることは知っていたが、かなりのハイパフォーマンスだったと思う。
11時30分よりバイキング形式でアラビア料理の接待を受け、12時30分に終了した。
午後は市内ショート観光ツアーに参加した。
ウェストベイ、ザ・ポール(5つ星ホテル)、イスラム芸術ミュージアムを見て、最後にスーク・ワキーフ(市場)で買い物をするコースである。
ショート観光は、毎朝一緒に太極拳をやっているMさんと同行した。
Mさんは78歳、太極拳の指導免許を持っている。他に合唱、ピアノ、数独、手芸など趣味が広く上品な感じのご婦人である。話を聞くと10数年前にご主人をなくされ、子どももいない。以前は女性の下着関係のデザインをやっていたとのこと、現在が有料老人ホームに住んでいて、ピースボートは今回で2回目である。かなりの資産を持っている様子でした。
スーク・ワキーフで1時間強の買い物時間があったが、彼女は何も買うものがないという。私は20ドルを現地通貨に両替してきているので使い切ってしまわなければならない。
買い物に付き合ってもらって模様入りの物入れ箱と胡椒入れを買った。値切り交渉をすると定価の6割くらいで買うことができた。
午後6時近く日が沈みかけ涼しくなる頃からともなく広場に人が集まって来る。馬に乗った警官がパトロールしている。
モスクの横の海岸線側に街のビルが霞んで見えてくる。ベンチに座って余った現地通貨でトルココーヒーを買って二人で飲んだ。眺めている広場の様子は、子供の絵本に出てくる様は幻想的な光景でした。
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