彼岸花の不思議 その2
今年の梯川の河川敷一杯に彼岸花が咲いた。
23日秋分の日にはつぼみだったが、今日は満開です。
昨年9月23日に「彼岸花の不思議」というブログを書きました。比較すると、昨年に比べ5日遅れの開花です。
彼岸花は体内時計ではなく、日中の気温で咲くのですね。
「ヒガンバナの民俗・文化誌」によると、彼岸花の開花は日平均気温20~25度が目安とのこと。
我々が目にするのは、3媒体の彼岸花ですが、2倍体の彼岸花(コヒガンバナと呼ぶ)は、もっと気温が高い8月中にでも咲くそうです。
但し、日本には2倍体の彼岸花は、ごく一部の地域にしか生息していない。その理由は日本の土壌はみな酸性で、酸性土壌では2倍体の彼岸花は生き残れない。
日本の土壌が酸性なのは雨と関連している。日本は雨が多い国です。雨水は、(大気中のCO2を溶かし込んでいるため)概ねPH5.6程度の酸性を示します。また、土中では、微生物の活動によってCO2濃度は大気中よりもはるかに高く、これを溶かし込んだ土壌溶液のPHは5以下にまで下がる。
ちなみに、酸性、アルカリ性のpHの基準は以下のようです。
酸性 pH 0~7以下
中性 pH 7
アルカリ性 pH 7以上~14
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