車社会に異変のきざし
自分は「NBonline プレミアム」「JQAA通信」「ECO JAPAN」「Enviro-News from Junko Edahiro」の4つのメルマガをとっている。
「NBonline プレミアム」「JQAA通信」ではビジネス界の動きがわかし、「ECO JAPAN」「Enviro-News from Junko Edahiro」では環境に関する動きがわかる。
これらのメールなどを通して、最近感じたことは車社会の異変の兆しです。
『人は「理念」では滅多に動かない。だが「経済」では確実に動く。』これは、ECO JAPANに掲載されていたNPO法人自転車活用推進研究会 疋田智さんの言葉です。
原油の高騰から、車から、電車へ、バイクへそして、自転車へと、車離れが確実に起きている。
「日本には、まだ未発掘の大きな油田がある。その油田とは、多くの人が腹に抱える“皮下脂肪”である。ฺ♫ฺ・・・ฺ(☄ฺ◣д◢)☄」これは、元バルセロナ五輪選手の江原政光さんの言葉です。
車社会は今曲がり角に来ている。自動車業界もこの対応に向けて大わらわだ。
5月に福井経営品質フォーラムでデンソーの品質保証部長のお話を伺った時「われわれの目標は走れば走るほど空気がきれいになる自動車をつくることだ。」と仰っていた。
成程と聞いていたが、世間はそれを待っているほど悠長ではないようだ。
ECOJAPANで連載を書いている自動車ジャーナリストの清水和夫氏の話によると「環境意識が高まる一方の欧州では、もはや自動車は社会の敵といった声も出てきている。」
アメリカではトヨタのプリウスが爆発的に売れている。シリコンバレーでは新車を注文しても手に入るまで数か月待たされるので、中古車価格が新車価格よりも高くなっているという。
しかし、これはハイブリッド車が売れているということではないようだ。トヨタはアメリカでプリウス以外にも「カムリ」「レクサスGS・LS・RX」のハイブリッドも販売するが、プリウスほどは売れない。というのも、こちらのハイブリッドは高性能版なので、燃費ではディーゼルに劣るからだそうだ。
欧州では、「厄介者にならないうちに、なんとかして自動車を環境に優しくしないと企業として生き残れない」という危機感が日本よりも強いそうである。
フォルクスワーゲンは、ゴルフの設計思想をがらりと変えてきた。従来の質実剛健なクルマ作りを捨てて、次期ゴルフは徹底した軽量化と空力特性により、ボディだけで燃費を10%以上も低減する。
そして、このゴルフ(TSI,TDIハイブリッド)を目玉に約1000億円を投じてアメリカに工場を建設し、トヨタのプリウスと対決するという。
もはや、ビッグスリーが出る幕はないような感じさえする。
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