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2008年4月17日 (木)

円空

哲学者の梅原先生が那谷寺に来るという。
随分前、題名は忘れたが、梅原先生の日本人の魂の源についても本を読んで今でも心に残っている。
この機会に何か読もうと思って「歓喜する円空」を買った。
 その道の専門書で難しい本である。この本にでてくる円空の仏像を見たことがないのでよく分からない所もある。
しかし、無塚しい難しいところは飛ばして最後まで読んだ。

円空は、今から400年くらい前、美濃の生まれである。今でいう妾の子で、子どもの頃よりいじめにあう。
そんな関係から出家し修業し名声をあげた。
円空の仏は当初写実調であったが、名声を上げたのち前衛的な仏像に変わった。
現代の仏像と比較しても最先端を行っていると評価されている。
どうして、こんな仏像が彫れるのか?

その答えは、本の最後の方にあった。
円空は、妾の子、小さい時から母以外、誰からも受けいれてもらえなかった。
実世界で満たされなかった理想を、仏像の中で実現した。
全国に1千体以上あるといわれている円空の仏像は、円空の心の叫びなのだ。

梅原先生が、円空の生涯を研究し、この本で長々と紹介しているのは、そのことを言いたかったのだろう。

今度、旅行にいったら是非円空の十一面観音を見てみたい。

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