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2008年2月 1日 (金)

ガソリン税のゆくえ

今、国会は道路特定財源のガソリン税を10年間延長するかどうかでもめている。
地方には、まだ必要な道路があるのかも知れないが、自分の近くを見ても、旅行先でも車が殆ど通らず、あったら便利だが、なくても左程不自由を感じない道路が沢山ある。

自民党は、まだ懲りずにこんな道路を造り続けるつもりなのか。
見ていて何とも腹立たしい。しかし、誰もが、これを面と向かって批判ができない。

ここ10年位の建設工事の減少で、自分の周りに道路工事がないと仕事がなく困っている人がいる沢山いるから、この人たちに遠慮して、言いたくても大きな声では言えないのだ。

しかし、よく考えると日本の道路は高度成長時代から作り出したもの、その頃作った道路はメンテナンス工事が必要な時期になっている。
道路が増えてくると、建設費よりもメンテナンス費が増えてくる。作った道路を廃止することはできないから、今後もそれぞれの道路を延々とメンテナンスすることになる。

この仕組みで増え続ける財政負担は税金で賄うしかないから、言ってみれば道路予算は地方公共団体にとっても国にとっても一種の麻薬のようになってしまう。早めに一度苦しんで中毒から抜け出さなければ、日本の公的部門の病は、どんどん進行するのではないかとさえ思う。

我々の周りには、道路よりも緊急的な課題が沢山ある。
環境、年金、教育、医師不足・・・
このお金をこちらに回してほしいね。

政治家は、道路工事で仕事を確保するのではなく、これらの新しい分野で仕事を増やす施策をとってもらいたいですね。

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