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2007年12月12日 (水)

加齢臭

最近、加齢臭という言葉をよく聞く。

加齢臭とは、Wikipediaによると、
「2000年12月11日に、資生堂の研究所により、中高年特有の体臭の原因が不飽和アルデヒドの2-ノネナール(C9H16O、分子量 140.223 g/mol、CAS番号 2463-53-8)であることが発見された。この体臭は、資生堂により『加齢臭』と言う名称が付けられた。『加齢臭』という言葉が一般的になり始めて間もない頃に『カレー臭』と思いカレーライスの臭いだと勘違いする者も存在した[要出典]。」
とある。

最近、自分もこの加齢臭なるものに悩まされている。

現在、義母87歳と同居している。義母は若いころ子宮がんをわずわい放射線治療を受けた。
昔のことなので放射線治療の技術も十分でなく、子宮がんは治癒したが被爆量が多すぎて晩年になって尿道が破壊され、腸から管を通して小便をしなけらばならなくなった。
小便の袋をぶら下げて外へ出るのを嫌がるようになり、家の中で何をするということもなくぶらぶらしていた。その影響もあってか2年ほど前から認知症になってしまった。

見ていると段々と子供に帰っていくようで、目付も動物的になってくる。
顔をみるのが怖いような気になる。
女房殿は自分の母親ということもあって、週2回ほどデーサービスに出すが、その他は自宅で介護している。かなり大変だが、まあ、よくやっているようだ。

自分は、義母の臭いがキツクてどうしても近づけない。病気のため使っているプラスチックパイプと加齢臭が入り混じったもののようだ。一度は、その臭いが元で吐いてしまった。

ところが、女房や娘はなんともないようだ。
「どうしてだろう」と不思議に思っていた。

先日、ラジオを聴いていると「人間の臭いというのは、遺伝子によって少しづづ違う。同じ遺伝子からは同じ臭いが出る。人間が自分自身の臭いは慣れてしまって気付かない。しかし、違う遺伝子を持つ人の臭いは、すぐに気づく。」
ということを聞いた。

なるほど、義母・女房・娘は同じ遺伝子を持っている。しかし自分は義母とは赤の他人、遺伝子上のつながりはない。
だからなのだ、と納得した。

しかし、これは怖い話ですね。
自分の臭いは、自分自身や家の中では気付かないが、他の人は気づいているということですね。
気をつけなけれなならない。

ちなみに、加齢臭を予防するには「ノネナール」という物質の量を減らすこと。
それには、次のようなことを実行するとよいそうです。
■ 肉類などの脂質の多い食べ物の摂取を減らし、抗酸化作用のある野菜や果物を増やす。
■ 緑茶などの多いカテキンや大豆製品に多いイソフラボン、さらにビタミンCやEにも強い抗酸化作用があるので、これらを多く含む食品を積極的にとる。
■ ストレスをためないこと。
■ 入浴やシャワーを心がけ(ノネナールは水に溶けやすい)、常に清潔な服や下着を着用すること。
  (出典 日経オンライン ライフ 12月11日号)

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