日本人の平均寿命
昨日、厚生労働省より2005年度の国税調査結果による都道府県別の平均寿命が発表された。
これによると、全国の男では78.79年、女では85.75年となっている。
都道府県別にみると、男では、長野が79.84年で最も高く、女では、沖縄が86.88年で最も高いが、最も高い県と低い県の差は3年程度である。
しかし、男と女の差は7年あり、この差の方が断然大きい。
男性が女性より寿命が長い要因としては生物学的に女性より弱く作られている。精神的にも肉体的にも、そうで、最近自殺する中年男性が多いようです。
その他の要因としては、男子には高血圧、酒、たばこ常習者が多い。
このため、男性の死亡のトップはガン、脳卒中、心臓病で占めている。
以上は、「平均寿命」の話であるが、一方「健康寿命」という統計もある。
健康寿命とは、私たち一人ひとりが生きている長さの中で、元気で活動的に暮らすことができる長さのことを言う。
WHOの統計では、日本では不健康年数は男6.5年、女9.0年でその差2.5年である。
そういう面からいうと、女性の方が平均寿命が長い、からと言って必ずしも幸せとは限らない。
ホームページ「老化のメカニズム」によると、老化には大きく分けて「プログラム説」と「エラー蓄積説」がある。
いずれにしても、「老化」とは、加齢に伴う「細胞の老化」と「細胞死」によって細胞数が減少し、身体の生理機能が低下することですね。
人は生きている限り、遺伝子という設計図を素に様々な物質を作り出すことによって、心身の機能を維持している。
積極的に活動したり、身体に刺激を与えることによって遺伝子発現も刺激され、心身の機能は高レベルに維持される。
老後は楽をし、静かに暮らそうという考えでは、老化が直線的に進行し、生活習慣病や感染症にかかりやすくなる。
生涯現役という考え方で、新たな行動、生活スタイルをとり、病床に伏すことがないよう健康状態を長く保つ努力が大切なようです。
ここのところは、先に書いたブログ「生涯現役」の我田引水のようですが。
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