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2007年11月30日 (金)

賞味期限切れ商品の扱い

11月22日、白い恋人の発売開始、売り切れ続出との報道でしたね。

11月29日、安城市の七福醸造を訪問しました。訪問記はこちら。
ところで、七福醸造の大塚社長が冒頭に言ったこと。

赤服は悪くない、白い恋人も悪くない、不二家も悪くない。
食品の中身を偽装するのは持って他。
しかし、まだ食べることができる食品を捨てることを奨励すると何ということか。
世界には、食べたくても食べるものがなくて餓死している人が沢山いる。
日本は、世界十から食料をかき集め、餓死している人のことも考えずに、まだ食べれる物をどんどん捨てている。
悪いのは朝日新聞だ。皆さん朝日新聞なんか買うな。
自分の会社では、賞味期限が切れても、まだおいしく食べれる物は、社長の許可があれば発売する。

まあ、こんな調子で、現役の食品会社の社長が公の場で、良くも言ったもんだ。
びっくり!

アフリカの飢餓と日本の美食とは関係のなこと、アフリカの飢餓は人口爆発による過放牧や地球温暖化により表土が浸食され耕作地が失われたことが原因、開発途上国への技術支援こそが必要、と思ったんですが?

しかし、こんなことをしていたら日本は大変なことになる、という指摘は正しいでは。

賞味期限の切れたものは、味が落ちるだけで、まだ十分にたべられる。
賞味期限はどのように設定されるかというと、生菌数ではなく、五感で設定される。

Shoumikigen

        出典 河岸和宏筆「食品工場のしくみ」同和堂出版

実際のところ、味も落ちず安全なものもある。
そもそも、新鮮な製品な製品であるということをアピールするためにワザワザ賞味期限を短く設定している商品もあるようだ。
これは、製造業者の自業自得という類の問題だが。
しかし、もったいない。

白い恋人の売り切れ続出は、消費者の頭の片隅に、こんな空気が流れていることも一因では。
赤福も発売再開すると、また、売り切れになるんでしょうね。

厚生労働省は、賞味期限の切れたこれらの食品を食品リサイクル法の適用で堆肥化することを目指しているようだが、その前に捨てるのではなく、味落ち品との格付けで再発売する仕組みを整えるべきではないでしょうか。

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