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2006年10月 5日 (木)

北朝鮮の核実験宣言

日経BPニュース10月5日号に北朝鮮の核実験の実施を以前から警告してきた防衛研究所図書館長・主任研究官の武貞秀士氏の記事が載っている。

これは、

①韓国の世論を味方につけ、北も悪くないと思わせる。
    ↓
②アメリカ軍を韓国から撤退させる。
    ↓
③南北統一の名のものに、北と南で連邦制共和国を作る。
    ↓
④最終的に金正日が統一国家代表となる。

という金正日書記の明確な国家戦略にのっとって進められているとのこと。

①と②については、韓国の盧武鉉政権になってから筋書き通りにことが進んできた。
(下の引用部分参照)

次は、③④を実施するときに、アメリカに口を出させないようにする必要がある。
そのために、アメリカ本土に届く核弾頭付きのミサイルを用意し、万一の時にアメリカを脅迫できるようにする必要がある。

多少失うものがあっても、金正日にとってこの見返りは大きい。
だから、核実験をやり遂げるだろう。

成程、そんな味方があった。
でも、この方向に進む確率はかなり高いような気もします。

何だか物騒な情勢になってきましたね。

------<韓国の最近の民情 日経BPニュース引用>----------

韓国は金大中・盧武鉉政権を通して北への「抱擁政策」を取ってきたことがまずひとつ。そして、経済成長やワールドカップでの活躍、最近では国連事務総長を自国から出せることになったことなどで、民族的な自信を強めていることが重要な点です。企業で言えば「サムスンはソニーともう遜色がない。ヒュンダイのクルマも、トヨタはともかく日産あたりなら互角なんじゃないか」、そんな気分が横溢している。

 日本は経済力が弱まり、存在感が小さくなった、と彼らには見える。実際には日本への依存度は変わらないのですが。米国はRMA(軍事革命)の導入で、大量の兵力を前線に張り付ける形を改め、結果、やはり存在感が薄くなる。一方でロシアが資源を手に誘いをかけ、中国が市場として爆発的に成長した。

 「同じ民族同士で北と融和し、日米に頭を下げるのをやめて、中国、ロシアとつき合えば、今まで以上にうまくやっていける」。
これが韓国のいまの民情です。

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