蔵王山トレッキング
10時に坊平のライザワールドに到着したが、登山者は私一人。
道がよくわからないので、ライザの前にいた案内人らしい人に尋ねた。
歩いて、お釜~熊野岳~自蔵山まで行くというと、「それは大変ですね、熊野岳までは3時間半はかかりますよ」と説明しながらおどかされた。
事前に調べてきてゆっくり行こうと思っていたのだが、終着の蔵王ロープウエイ山頂駅の最終便16時30分に間に合わなかったら大変と思い少し急ぐことにした。坊平高原を過ぎると、冬山スキーのゲレンデを一直線に登る。
夏のゲレンデには、いろんな種類の亜高山帯の植物が咲いている。
(右はヤマブキショウマ)
正規の登山道がないのでどう登ればよいかよくわからない。インターネットから2万5千分の1の地図をダウンロードして持っていったのがよかった。
この地図を持っていかなかったらどうなったかわからない。
それにしてもキツイ登りだ。直線で一気に1000Mから1500Mまで登る。
途中、登山迂回路という案内が出ていたが、迂回路を通らずに地図に出ていた直線路の方向に行った。ところが、これが沢沿いの道で大変、途中沢に中に入って登らねばならない。
何度か滑って転倒、しかし、沢の水はきれいで飲むと冷たくて実に美味しい。
その甲斐あってか湿原のお花畑に出た。
一面に黄色い花が咲いている。
このあたりはめったに人が入らないのだろう。路もよくわからない。
湿原のお花畑の中を踏みつけて進まねばならないのが気に引ける。
11時35分御田の神湿原の立て札の立ったところに到着。
その後は、蔵王エコーライン沿いに付いた登山道を通って、12時に夏山リフト上り口に到着した。
下からマイカーで登ってきた人で一杯だ。
夏山リフトからお釜に到着、あいにく霧で火口は見えない。
昼食をとりながら景色を眺めていると、時々晴れてきて刈田岳がきれいにみえる。
馬の背を通って、この地域の最高峰熊野岳1841mに向かう。
途中すれ違うのは殆どが中年の夫婦か、女性グループだ。
案内では、熊野岳手前のコマクサの群落があると書いてあったが見当たらない。
大分過ぎてから、女性グループにコマクサがないですね。とたずねたら、ありましたよ、もう通り過ぎたが岩の影にあって1cm位の大きさ、よく見ないとわからないですよ、といわれた。
熊野岳着13時20分
(右は熊野岳頂上の斉藤茂吉歌碑)
熊野岳から地蔵山を経て蔵王ロープウエイ山頂駅に向かう。この路はハイマツやナナカマド、マルバシモツケなどの高山樹林の中を通っており路のすぐ横でウグイスが鳴いている。
(右はハチがマルバシモツケの蜜を吸っているところ)
蔵王ロープウエイ山頂駅着14時20分、予定より早く付いてしまったので、反対側にある三宝荒神山を一回りして帰った。
(右は三宝荒神山の石南花)
今日の宿泊地蔵王温泉こまくさ壮着16時30分
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