学び方を学ぶ
今週は、たまたま体験学習についての放送を2つ聴いた。
1つは、9月28日 NKKクローズアップ現代
ヤギさん おしえて~「総合学習」先進校からの報告~
長野県の市立伊那(いな)小学校。伊那小には時間割もチャイムも通信簿もない。2年生のクラスではヤギを飼いながら数の概念や表現力、社会の仕組みを学ぶ。30年前からこうした独自のカリキュラムを続けてきたその取り組みの紹介。
もう一つは、翌日のNHKラジオで、ある塾講師が、個人の個性を尊重した教育とは、どんなことなのか、教育先進国スウェーデンの小学校の先生としての体験インタビューである。
こちらの、内容も伊奈小とほぼ同じである。
両方に共通して言えることは、
伊奈小の場合、全国学力テストでは平均以下である。しかし、伊奈小卒業生は、中学・高校へと進むに従って全国レベルを超えるが学力を示す。
スェーデンの場合も同じ、小.中学レベルの国際比較では17位?と決して高くない、ところが成人後の学力レベルはトップとなる。
これは何を示すか。
体験学習は、学業(コンテンツ)を勉強するのには、効率の悪い方法である。 しかし、「学び方を学ぶ」ということでは効果的な方法である。
平均寿命が80歳を超えた現代、生涯学習能力を身につけることは重要な課題である。
体験学習についての議論がいろいろあるが、その評価は「学び方を学ぶ」ということをどう考えるかによって決まってくるのではないだろうか。
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