ヒカリゴケ
今日は、少し遠出をして、立山「称名の滝」と、滝の近くの「八郎坂のヒカリゴケ」を見てきた。自宅より、高速道路で立山インターまで約1時間、立山インターから称名の滝駐車場まで1時間で到着。ここからは称名の滝まで歩いて1.2km 称名の滝の途中に旧立山登山道の八郎坂があり、その中腹にヒカリゴケが植生している。
ヒカリゴケは登山道の途中の一寸した洞穴の中に植生しており、一人では見逃しそうであったが、幸い、先に場所を知っている中年のご婦人の方が歩いていて「ここを見てごらん」と教えてくれた。光の当てかげんにより、洞窟内に蛍光塗料が塗ってあるように光る。
環境省自然研究所によると、ヒカリゴケは絶滅危惧種に指定されている、1科1属1種の、小さく原始的なコケ植物で、本州中部であると標高1,700~2,500mの亜高山帯の針葉樹林の洞穴や岩隙、倒木の根の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育している。環境の変化に非常に弱く、付近の大気汚染や乾燥によって簡単に消失してしまうそうです。 ヒカリゴケは自身が発光するのではなく、洞窟内のわずかな光に対して、レンズ状の細胞からなる原糸体という部分から、きみどり色の反射光を出すことによって淡く輝きます。
八郎坂のヒカリゴケは昭和15年富山師範学校専攻科生であった山岡正尾氏によって発見され県の天然記念物に指定されている。
ヒカリゴケ(洞穴中央)⇒
ヒカリゴケの後は、称名の滝を見る。平日ではあるが滝を見に来る人はかなり多く、滝見台は絶えず10人~20人の人がいる。
忙しい方に、小型ビデオでの称名の滝の景色と音のおすそわけを用意しました。
ここをクリックしてみてください。⇒ 「称名の滝のビデオ」
ただしWindows2000以上で、MediaPlayerがインストールしてないと作動しないかも知れません。
帰りは、立山駅近くのウエルサンピア立山の露天風呂に入って帰った。
厚生年金事業団が作った豪華な施設で価格も安い。これでは採算が取れないだろうなあ、と思いつつ利用させてもらった。
富山・石川地方の方の日帰りコースとしてお奨めです。
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