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2004年8月27日 (金)

ヒカリゴケ

 今日は、少し遠出をして、立山「称名の滝」と、滝の近くの「八郎坂のヒカリゴケ」を見てきた。自宅より、高速道路で立山インターまで約1時間、立山インターから称名の滝駐車場まで1時間で到着。ここからは称名の滝まで歩いて1.2km 称名の滝の途中に旧立山登山道の八郎坂があり、その中腹にヒカリゴケが植生している。
 ヒカリゴケは登山道の途中の一寸した洞穴の中に植生しており、一人では見逃しそうであったが、幸い、先に場所を知っている中年のご婦人の方が歩いていて「ここを見てごらん」と教えてくれた。光の当てかげんにより、洞窟内に蛍光塗料が塗ってあるように光る。
 環境省自然研究所によると、ヒカリゴケは絶滅危惧種に指定されている、1科1属1種の、小さく原始的なコケ植物で、本州中部であると標高1,700~2,500mの亜高山帯の針葉樹林の洞穴や岩隙、倒木の根の影など、涼しくうす暗い湿った環境に生育している。環境の変化に非常に弱く、付近の大気汚染や乾燥によって簡単に消失してしまうそうです。 ヒカリゴケは自身が発光するのではなく、洞窟内のわずかな光に対して、レンズ状の細胞からなる原糸体という部分から、きみどり色の反射光を出すことによって淡く輝きます。
八郎坂のヒカリゴケは昭和15年富山師範学校専攻科生であった山岡正尾氏によって発見され県の天然記念物に指定されている。
 ヒカリゴケ(洞穴中央)⇒hikarigoke.jpg

 ヒカリゴケの後は、称名の滝を見る。平日ではあるが滝を見に来る人はかなり多く、滝見台は絶えず10人~20人の人がいる。
忙しい方に、小型ビデオでの称名の滝の景色と音のおすそわけを用意しました。
  ここをクリックしてみてください。⇒ 「称名の滝のビデオ」
ただしWindows2000以上で、MediaPlayerがインストールしてないと作動しないかも知れません。

帰りは、立山駅近くのウエルサンピア立山の露天風呂に入って帰った。
厚生年金事業団が作った豪華な施設で価格も安い。これでは採算が取れないだろうなあ、と思いつつ利用させてもらった。
富山・石川地方の方の日帰りコースとしてお奨めです。

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2004年8月22日 (日)

ミソハギ(禊萩)

 今、憩いの森の水辺を取り囲むように咲いています。水辺をわたる風がミソハギの紫色の花を揺らし暑さを忘れさせてくれます。
 e-薬草.com によると、ミソハギは日本各地の湿地に自生する多年草で、近畿地方の一部では、ミソハギをミソギと呼んでいるそうです。
 ー以下引用ー
茎は、四角で、直立して80センチくらいになり、上部では枝を出します。花は、葉の脈に3~5個穂状に、5弁花をつけます。 祭事には、この花を飾り、汚れを払うための禊(みそぎ)に用いたという記録が残っています。 また、各地に伝えられる風習では、盆飾りなどの供物に、この花の花穂(かすい)で水を注ぐといいます。
このことからも、祭事や盆飾りなどの供物を清める、禊萩(みそぎはぎ)という意味から名づけられたといわれています。
  ↓水辺のミソハギ                  ↓花の部分(拡大)
DSC01511.jpg   DSC01504.jpg 

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2004年8月17日 (火)

小学校の同窓会

 8月14日、小松市立八幡小学校生昭和29年卒業の同窓会が涌泉寺温泉ホテルで開催され出席しました。
現在生存52名中28名が出席した。
自分の小学校は小さな学校で1年~6年まで常に2クラスしかなかったので、全員よく覚えている。
これまでも2回程同窓会があったので途中で会った人もいるが、48年振りに会った人も何人かいた。
自分は相手が誰か分かるのだが、相手から「あんた誰?」といわれてショック。どうして解からにのだろうと思って聞いてみると、太っていて解らなかったという。
 そういえばそうかも知れない。
何しろ当時は、終戦後の食糧事情の悪いとき、栄養失調気味で痩せてガリガリだったかも知れない。
学校から配給される米軍の援助物資「メリケン粉」と「うじの入った黒砂糖」が何より嬉しかった。
お陰で腹には回虫がいて、顔にはいつも鼻をたらして野山で遊んでいたような気がする。腹がすくと、サトウキビの枝を折ってかじっていた。そう、家には砂糖を作っているわけではないのだが、子どものおやつ代わりに砂糖キビが何本か植えてあった。その枝を折ってかじると甘い味がする。それで空腹をまぎらわしていたようだ。
 5月の高等専門学校のときもそうであったが、同窓会というととにかく皆さん良く喋る。 
このような会合では、お互いに利害関係がない、仲間意識がある、この場を過ぎればまた会うこともないということで、お互い喋りやすいのだろう。
それがまた、同窓会の意義かも知れない。

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2004年8月13日 (金)

石川県 県民の森

 時間が取れたので、今日は少し遠くになるが動橋川上流の石川県 県民の森まで行ってみた。
行きは山代温泉から今立町を経由して山越えして県民の森に入る。
この道は初めてだが、途中にぶな林などがあり見晴らしがよい。
 県民の森に入ると、キャンプにきたと思われる家族連れの車が20台くらいあった。他県ナンバーが多く地元の人はあまり来ないらしい。県民の森は、何でも「森林浴日本100選」に入っているらしい。その関係か?
自分は、キャンプではなく、パンラマコース(ハイキングコース)を歩いてみた。
登り始めてしばらくいくと、日の当たる登山道になるが、この季節、このコースを歩く人は珍しいのだろう、道はオオバコでいっぱいで土が見えない、おまけに、蜘蛛、ブト、蛇が迎えてくれる。帰ろうかと思ったがその場を通りすぎると赤松やならなどの林の中に入った、風が通って涼しい。
頂上は標高900m位、頂上に着くと反対斜面に「斧入らずの森」が見てくる。
「斧入らずの森」とは、ぶな等の樹齢200~300年のぶななどの原生林で、山の下にある大土町の人たちが雪崩れから木の伐採を一切禁じてきたことから名づけられたものとか。昔の人はぶな林の大切さを知っていたのですね。
頂上からは、ならの木台をとって森林浴センターに下山した。所要時間約2時間、いい汗をかいた。
 帰りは、山中温泉を経由、昼食をかねて、こんば亭で釜飯を食べる。
じゃらんの紹介されていた関係か、ここでも観光客でいっぱい。
色んな釜飯メニューがあるが、ここでの特徴は、お客さんの注文のあったあとに、旬の山菜を入れて炊き上げること。待っている間には抹茶が出てくる。
トリ釜飯(2100円)を注文、おこげとわさびの混ぜあわせで結構おいしい。
 ikoinomori.JPG DSC01471.jpg
   ↑県民の森パノラマコース         ↑「斧いらずの森」

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2004年8月12日 (木)

猫アレルギー顛末記 その3

  7月29日小松市民病院に女房殿と長女に同行してもらった。女房殿も医師より喘息とはどんなものか説明を受け理解を新たにしたようだ。 帰宅後、家族との相談の上、自宅で猫と隔離した生活環境が整うまでの間、自宅を出て療養することとした。
移転先としてブロードバンドが使えるとことろを探したが、その環境を整っているところはレオパレスしかないようだ。入居初期費用が7万円で家賃は月5万円、7月31日に契約した。
 8月8日より自宅より15km程離れたレオパレスに移転、今日で、移転4日目になる。
移転翌日より咳はピタリと止まった。ピークフロー値も徐々に上がり360L/分程度まで回復した。
 それにしても、この変化にはびっくり! 自宅にいるときは、自分の部屋に空気清浄機を入れ、自分以外は誰も入室させない、食事も別室でとるように管理してきたのだが効き目はなかった。それが移転した途端にいっぺんに治ってしまった。アレルゲンの抗体反応とは、僅かな微粒子でも敏感に反応するものなのだということを実感した。

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2004年8月 5日 (木)

昼顔

   DSC01444.jpg
今朝、梯川沿いを散歩中、道ばたに咲いていたものを撮ったものです。
「昼顔にころころ虫の鳴にけり」一茶
この句にその感じがよく出ています。

「昼顔」というと、1960年代に流行ったフランス映画「昼顔」の怪しいイメージが先にたつ・・・これは、私たちの年代でないとわからないかも知れませんが・・・見た感じは、そんな怪しいイメージ感じはありません。清楚な美しい花です。
フランス映画の題名になったくらいですから世界中の道端に咲いている野草でしょうかね。

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