猫アレルギー顛末記 その1
↓ さくら ↓ フィーノ
家には、猫が3匹いる。
1匹は、「さくら」といって日本産の雑種、息子が学生時代に下宿していたときに飼っていたものを家に持ってきたもので家族の一員としてもう5年になる。
もう二匹は「ステンフィーとフィーノ」といって、これまた娘がアメリカに留学していたときの飼っていたものを、帰国後、家に持ち込んだもので家族としてもう4年になる。
家に入った時期が違い、けんかになるので1階は日本産、2階はアメリカ産というように棲み分けて飼っている。
一匹、一匹の性格が違っていて、かわいいものである。
孫がいないこともあって、我が家の女房殿のかわいがりようは大変なもので、抱いて散歩にでたり、夜はベッドで一緒に寝ている。
問題が起きたのは、自分が前の会社から半分独立して、家で仕事をするようになった3ヶ月程前からである。
最初は、のどがズーズー音がするようになって、おかしいなと思っていた。
1ヶ月程前から、咳が出だしたので、近所のお医者さんにいったら風邪ではないかということで、お尻に注射をしてもらって、風邪薬をもらって飲んでいたのだが一向によくならない。
7月1日の日に、娘が引越しをするというので、手伝っていたのだが、帰ってきたら「さくら」が自分のベッドに入って寝ていた。抜け毛の季節なので、毛がかなり落ちている。
そのまま床についたが、その晩は、ひどい咳がでて眠れなかった。
これは猫アレルギーではないか?
翌日、小松市民病院で検査をしてもらったところ、血液検査の結果がでるまでに数日かかるが、その可能性が大きいといわれた。
女房殿に、そのことを言っても、信用してくれない。猫を諦めるように話をしたら、泣き出してしまった。 猫と別れる位なら家をでていくという。
まだ、自分の話を半信半疑できいていて行動をとろうとしない。困ったものだ。
そうこうしているうちに、自分の容態が日に日に悪いほうに向かう。夜になって横になって寝ようとすると、と必ず咳が出て止まらない。
仕方がないので、マイカーの中で寝たり、近くの商業高校の野球部のネット裏にベンチで寝たりした。
女房殿は、そのときになって、やっとことの重大さに気がついたようである。
7月8日、市民病院で検査結果を聞きにいったところ、喘息になっている。アレルギー源は明確に特定できないが、猫の皮膚に強い反応が出ているということであった。
喘息を放置しておくと、最悪の場合、発作時に窒息死に至るようなことがあるといわれた。
家に帰ってから、金沢にいる娘にもかえってきてもらって対策会議。
結論として、2階にいるアメリカ産の猫は、娘が連れて行く。その後に、「さくら」を入れて、自分が住んでいる1階へは降ろさない。1階に空気清浄機を設置する。
ということで、様子を見ることになった。
インターネットで調べると、空気清浄機は有毒ガスの濾過に使っていたHEPAフィルターつきものがよいらしい。三菱電機のMA803がアレルギーをもつ家庭で人気がある。1台35000円位する。
価格comで調べると、販売店で値段がかなり違う。通販の最安値が22000円で買える。これはシメタと思って2台注文した。
昨晩、娘が「ステンフィーとフィーノ」が下宿に連れて行き、今日は女房殿が2階に「さくら」を移転するため掃除をしている。
これで、元通り回復すればよいのだが、祈るような気持ちである。
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