2020.09.13

日経BP特集「再興ニッポン」を読んで

 コロナ後の世界はどうなるか興味をもっていた。「アフターコロナ」とは言いながら、先を見越した記事がない。日経ビジネス9月7日号の特集「再興ニッポン」は一つの見方を示していて面白かった。

 

我々はGDPでは、米国と中国を中心とする新興勢力にどんどん引き離され、「失われた30年」とも言われて自信を失っている。
 ところが、外国や国内の若い経営者の間では、そう思っていないようで意外という感じを受けた。
この40~50年間、賃本主義をいてきた欧米諸国はその結果、「貧富の差」を生み、国内を富裕,と盆困層に分断してしまった。でも日本はそうなっていない。
中国の経済成長は素晴らしいが、国による情報統制で、都合の悪い情報は知らされず、勝手な振る舞いをして、結果として諸外国からひんしゅくをかっている。
日本は、国際的にみると、自由で格差の少ない国であるという点では、世界をリードしているのかも知れない。

 

 ただ、少子高齢化は進み、労働人ロは減っていく。自由主義でなりふり構わないアメリカ、多くの人口を抱え国家の力を総動員できる中国と同じ方法で戦っても勝ち目はない。
コロナは、ある意味、どの国も同一条件に並んだ状態を生んでいる。
限られたリソースをどう束ね、生かしていけばいいのか。

 

以下日経BP記事の部分的な転載です。

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