社会構造の破壊的イノベーション
日経エコロジー4月号に 昨年12月のCOP21パリ協定についてのリポート「パリ協定 3つの宿題」の記事が掲載されていた。その感想です。
まず、パリ協定の内容について復習すると、概要は以下のようである。
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1 世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して「2℃未満」に抑える。
そのための長期目標として、今世紀後半に、世界全体の温室効果ガス排出量を、生態系が吸収できる範囲に収める=人間活動による温室効果ガスの排出量を実質的にはゼロにしていくことを意味する。更に1.5℃にする努力をする。
2 各国は、既に国連に提出している2030年に向けての排出量削減目標を5年ごとに見直し再提出する。
3 5年ごとの目標の提出の際には、原則として、各国は、それまでの目標よりも高い目標を掲げること。
4 先進国が途上国へ対策資金を支援する。
5 「損失と被害」が発生してしまった国々への救済の仕組みを整える。
6 各国の削減目標に向けた取り組みを検証する仕組みを整える。
7 技術開発(イノベーション)とその移転などについて長期ビジョンを作成する。
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COP21でなぜ2℃未満という目標を定めたか。以下は私が調べた理由で、平均気温を2℃未満に抑えることが人類共通の正義であることをCOP21で各国が合意したということでしょう。言うならば地球上の全人類が温暖化防止に向けて時間との戦争状態に入ったということですね。
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