先日、ある病院の医療安全のやり方を見せてもらいました。
インシデント報告制度があり熱心に活動されたいました。
しかし、何かがかけているように感じる、それはリスクアセスメントと言う考え方です。
4月のブログ「リスクアセスメントが事業者の努力義務に」でも紹介しましたが、日本と英国を比較すると、災害発生件数は日本の方が少ないが、死亡事故は英国の方が断然少ない。
2003年度の統計データですが、10万人当りの死亡事故(度数率)は
英国 0.8人
日本 2.6人 となっていて約3培である。
といっても、日本の中でも職種により差があり、とくに多いのは林業29.7人、漁業18.2人である。
では、何が違いかと言うと、英国では論理的・合理的に物事を進める。
一方、日本は人の和・意識で解決しようとするところに違いがある。
日本流は 「災害は努力すれば2度と起こらないようにできる」
英国流は 「災害は努力しても、技術レベルに応じて必ず起こる」
日本流は 「災害の主原因は人である。技術対策よりも人の対策を優先」
英国流は 「災害防止は、技術的な問題である。人の対策よりも技術対策を優先」
日本流は 「ヒヤリヒャット重視」
英国流は 「リスクアセスメント重視」
日本流は 「見つけた危険をなくす技術(危険検出型技術)」
英国流は 「論理的に安全を立証する技術(安全確認型技術)」
日本流は 「管理体制を作り、人の教育訓練をし、規制を強化すれば安全を確保できる」
英国流は 「人は必ず間違いを犯すものであるから、技術力の向上がなければ安全を確保できない」
日本流は 「安全にコストを認めにくい。目に見える具体的危険に対して最低限のコストで対応し、起こらないはずの災害対策に、技術的深耕をしなかった」
英国流は 「安全にはコストをかける。危険源を洗い出し、そのリスクを評価し、評価に応じてコストをかけ、起こるはずの災害の低減化努力をし、様々な技術、道具が生まれた」
これは、労働安全でも医療安全でも同じなんですね。
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