“幸せだ”と思うことが良い結果を生む
1年ほど前、日経ビジネスオンラインでアメリカではポジティブ心理学が大人気という記事をみた。その記事によると、2002年にペンシルベニア大学のセリグマン教授の自著『オーセンティック・ハピネス(ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生』がベストセラーとなり、その後ハーバード大学の「ポジティブ心理学」が最も人気のある授業となったと紹介されていた。
その直後、ハーバード大学で、ポジティブ心理学の主任講師をしていたショーン・エイカーさんが「幸福優位の7つの法則」を発刊し、その書評が日経BPに掲載されたのをみて面白そうだと思って買ったが、時間がなくて積読の状態でした。
今年に入って取りだして読んでみると心の持ち方について意外と役に立つことが書いてある。
先ず幸福とは何か、エーカーさんは幸福とは「自分の可能性を追求して努力する時に感じる幸せ」と言っている。
50年程前、小松高専時代、教養講座で
幸福とは Y=aX
ここでdy/dx すなわち目標に向かって努力している状態が幸福なのだ。
と習ったことを思い出しました。
このこと自体は、別段新しい知見ではない。
しかし、その次の成功と幸福に関する記述がこれまでの常識を覆す内容であり、重要なポイントです。
私たちは、「努力すれば成功する。成功すれば幸せになれる」
という順番で考えてしまいがちです。
しかし、それは間違いです。
成功した結果として幸せになるのではない。幸福なポジィティブな気持ちを持っていることが結果として成功する。
エイカーさんは1600人のハーバード大学生と、 フォーチュン500に選ばれた世界的大企業10社を対象に行った研究で、これを実証している。
そこで、どうやってポジティブな感情を持ち続けることはできるか。そのノウハウが幸福優位の7つの法則です。
調査結果によると、日頃ポジィティブな(幸福な)気持ちで生活している人と、そうでない人では平均寿命で9.4年の違いがあるとのことです。
今更という感じもしないが、ピンコロ願望の自分には役に立つ内容で実践したい。
以下にそのさわり程度ですが紹介します。
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