緑のカーテン&雨水タンク
横浜市の研究報告によると、2m×2m の緑のカーテンを南西及び南東のガラス窓面に設置した場合を想定して、緑のカーテンによる省エネ効果と CO2 削減量を試算した節電効果は3ケ月間で約210kWhとなっている。
これを、二酸化炭素排出量に換算すると
北陸電力関内での電力の排出係数は 0.641kg-CO2/kWhであるので
0.641×210=135 kg-CO2 の二酸化炭素排出量の削減となる。
しかし、緑のカーテンを育てるために、毎日水道水を使って水やりをしている。これを差し引くと、どうなるだろうか試算して見た。
水道水を水やりのため毎日50リットル使用すると、すると 3ヶ月間で4,500リットルになる。これをm3に直すと4.5 m3となる。
東京都水道局によると、水道水 1m3当たり 0.2 kg-CO2なので、
0.2×4.5=0. 9 kg-CO2の二酸化炭素排出量の増加である。
この値は、緑のカーテンの節電効果と比較すると微々たるものである。
水の使用量の家計への負担はどうかと調べて見ると、水道料金を1m3当たり 250円とすると 3ヶ月間で
4.5 m3×250円/ m3=900円
これも余り、大きな金額ではない。
となると雨水を利用することにどんな利点があるか。
上水道というのは、人工的な工作物で、地震後に、家も家族も無事でも、水道管が破壊され飲水がなくて困ったという例が沢山ある。
地震対策を主にして節水を兼ねて雨水を利用すれば良いのだ。
そこで、わが家で作った雨水タンクを紹介します。
車の車庫のトイを切って、その下に簡易型雨水タンクを設置した。
平城商事 雨水タンク イージータンク ET-200 を Amazon で購入、価格は12,820円です。
容量は、200リットル、これだと 4日分しか持たない。
そこで カーマホームセンターで120リットルのポリオバケツ(2,400円)を買って、そこの雨水が流れ込むようにした。
15日は1時間1mm程度の雨が夕方から翌日昼ごろまで降ったが数時間で両方のタンクが満杯になった。これで緑のカーテンや花壇に対して1週間分の水やりできる。
投資回収年を計算すると 水道料金に対して16年になる。
しかし、地震の時の緊急対策グッズでもあると思えば、十分にペイする。
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