ISO9001QMS能力実証型審査(監査)
7月21日(土)日本品質管理学会シンポジュウム「品質マネジメントシステムの監査技法の向上とISO9001の活用」に参加した。
ISO9001、14001に関しては2006年頃ISOの認証を受けた企業から不祥事が多発し、認証審査のやり方に対する疑問や批判が数多く出された。
2008年に経済産業省の指導で認証機関による研究会が出来、2009年にその改善のアクションプランが出された。
その後、2009年のJAB第15回ISO9001公開討論会で「審査を変える~QMS認証の維持向上」をテーマとして「認証登録とは規格要求事項がないということで認証するのものであってはならない。組織にQMS能力がある事を実証するような審査方法に変えること」が提案された。
更に2010年のJAB第16回ISO9001第16回公開討論会では、有効性審査が議題の中心となった。
また、認証機関が受審組織に品質保証能力がある事を証明するには、被審査組織が審査に積極的に参画して、証明する証拠の提示が必要である。具体的には内部監査で確認していることを提示するのが良い方法であるという意見が出されていた。
ここまでの経過は、私のブログ「ISO認証審査の最近の動向」で紹介した。
今回、日本品質管理学会のシンポジウムに参加したのを機会に、その後の経過を以下にまとめてみた。
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