テレビ会議システムを活用した内部監査員研修
最近はテレビ会議システムの種類も多くなり、コストも下がってきている。特にweb会議システムはコストパフォーマンスが高いので中小企業にも導入が進んでいる。
航空機・電車・自動車を使わずに意思疎通ができれば企業にとって経費と時間の節約になるし、社会的にも二酸化炭素排出量の削減に貢献することになる。
話を本題に戻すと、最近、テレビ会議を活用した内部監査員養成研修の問い合わせが多くなってきた。
テレビ会議システムを活用した内部監査員養成の当初の問い合わせには以下のようなものがある。
(1)ISO9001の認証を取得して数年経ったが、認証機関より適合性監査だけでなく有効性監査を行うよう指摘を受けた。本社、工場、営業所など各地に散らばっている内部監査員に対してテレビ会議システムを活用して一緒に研修を行いたい。
(2)認証を取得して数年経ち、内部監査員を追加養成したいが、本社、工場に散らばっている受講者に対してeラーニングとテレビ会議システムを通して内部監査員を養成したい。
(3)ISO9001又はISO14001の認証取得後、数年経ち全国に工場や営業所がそれぞれ独立した認証を受けているシステムを統合したい、全国に工場や営業所があるがテレビ会議システムを活用して内部監査員研修を行い、意識を統一したい。
弊事務所では、これらのご要望に対して、これまでテレビ会議システムを活用した内部監査員養成研修を3回実施しており、これまでの経験で十分実施できるという確証を得た。
但し、監査は文書・記録を見るだけでなく、監査員の五感を使って行うものである。従って、これからISOを導入しようとする企業様やOHSAS18001の内部監査員では、テレビ会議システムでは、監査における質問の仕方や状況判断の仕方が分からず不向きである。
テレビ会議システムを活用した受講者は、これまで被監査側として監査を受けた経験のある方、及び見習中の監査員の方が対象となる。
テレビ会議システムを活用した監査員研修のやり方は、受講者はISO該当規格の解釈及び監査技法について、事前にeラーニング又は解説入りテキスト(pdf)により予習をしてきていただきます。
現地研修では、その追加解説及び自社のマネジメントシステムに即した演習問題により理解を深めていただきます。
また、監査技法では監査技法の講義ののち、幾つかの監査チームに分かれて、自社の監査対象部門の目標、実施計画、継続的改善の実績を事前に用意していただき、監査チェックリストの作成と模擬監査を行います。
模擬監査は、同じ会場内の監査チーム同士で行う場合もあれば、テレビ会議システムを通して遠距離間で行う場合もあります。
なお、監査技法の内容はISO19011マネジメント監査の指針2011年版に準拠しています。
監査員の所在地が離れていて困っている企業様は、気軽に声をかけてください。
⇒ 内部監査員養成研修
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