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2010.10.19

第5回 EA21全国交流研修大会in群馬

 10月16日、17日、高崎市で開催された第5回EA21全国交流研修大会in群馬に参加しました。主催者側の発表では参加者数は約440名とのことです。
 今回の大会は、講演ではなく、4つの会場に分かれてディスカッションを行い、最に全体会場で分科会のまとめを発表し、成果を全員でシェアするという形式で行われた。
 ディスカッションの内容は、この程改定されたEA21環境経営システムガイドライン2009への対応問うことが主で、認証登録範囲の捉え方、審査計画書や現地審査チェックリストの書き方、環境活動レポートの書き方や活用の仕方といった、まぎらわしいケース、グレーゾーンに対する判断に関するものが多かった。

 エコアクション21認証・登録制度は、発足してから今年で6年目を迎え、10月15日現在5,500の事業者の認証登録をするまでに成長した。この過程で様々な課題が生じ、平成21年8月より「中央事務局のあり方検討会」「地域事務局のあり方検討会」が設置さら在り方の審議が行われてきた。大会の中では、その審議結果の報告も行われた。
報告書の中では、中央事務局・地域事務局・審査人の役割の見直し、審査人の力量評価と審査人選定の透明性・公平性に関する制度改革の提言がされている。具体的な内容は来年2月に決定され、パブリックコメントを経て、3年程度を目途に新体制に移行するとのことであった。

 ところで、今回の大会では、私は廃棄物処理業の分科会に参加しました。そこで、気づいたことは、審査人の力量についての核心部分です。
廃棄物処理業といっても、収集運搬業、中間処理業、最終処分業、リサイクル・資源回収業など色々ある。
今後更にEA21に取組む事業者が増えていくためには、取り組んだ事業者の経営が良くなり、更に環境も保全される内容であることが必要である。
環境保全というと、最初に地球温暖化の防止が出てくるが、これから徐々に顕在化する環境問題には、資源の消費、生物多様性の喪失や化学物質といった問題がある。
事業者が、これらの改善しようと取組むと、それぞれのテーマがトレードオフの関係になる場合もある。この際にEA21のガイドラインが要求しているかといって一律に改善することを求めてはならないということである。
事業者にとって経営課題、特に利益の根源になっている事項は何かをよく考え、環境への取り組みが、利益向上につながる項目を取組のコアとすることが重要である。
廃棄物処理業にとって共通的に重要である法規制リスクへの対応という点を別にして考えると、例えば
収集運搬業では、燃料使用量の削減、これは二酸化炭素排出量の削減となる。
中間処理業では、エネルギー使用量の削減、これは二酸化炭素排出量の削減となる。また、リサイクル率の向上は、顧客の評価や廃棄物処理場の問題解決に寄与する。
リサイクル・資源回収業では、破砕・分別回収の徹底が、事業機会の拡大と資源の有効利用に資することになる。
このように、同じ業種であっても職種によって、コアとなる取組項目が違ってくる。
審査人は、その点をよくわきまえて、適切なアドバイスをすることが必要であり、このことが、審査人の力量の一つの重要な条件ではないかと思いました。

 研修大会の概要は以上のようですが、私自身が今回参加した動機は、来年11月金沢において第6回の全国交流研修大会が予定されている。今度は、そのホスト役となるので、今回の群馬大会の進め方がどの程度有効であるかを確認することである。このような多人数でのディスカッションが、うまく機能するのか興味を持って見ていたが、群馬県のEA21審査人が、事前によく準備や工夫をされ、大会は成功であったように思いました。進め方そのものについても、幾つか参考になる点がありました。どうもありがとうございました。

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