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2008.06.22

夏至の夕べ、献灯夜と田中優さん講演

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 昨日6月21は夏至の日の夕べ、那谷寺で小松青年会議所主催の「献灯夜」が行われました。
内容は、桑名晴子さんのミニライブ、田中優さんの講演と長谷川章さんのデジタル掛軸です。
主催者側の発表では、講演会250人、デジタル掛軸には約2000人が来場したそうです。
私も市民講座メンバーの一員としてスタッフ側で参加させてもらいました。
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右の写真は那谷寺中央な岩壁に映し出されたデジタル掛軸です。
真っ暗の中に岸壁に映し出された光模様が刻々と変化しく幻想的な世界です。
(クリックすると拡大します)

田中優さんの講演は
・地球温暖化の現実とメカニズム
・石油と戦争と温暖化
・社会のしくみを変えて二酸化炭素排出量を減らす
・省エネとトクするしくみづくり
・自然エネルギー社会へ
・天然住宅
といった内容について2時間弱にわたってスライドを使って説明されました。
話がうまいので、時間がアッという間に過ぎてしまったようです。
話の内容は、知っていることから、初めて聞くことまで色々でした。

田中優さんのすごいところは、データをキチンととって、データをもとに、今までの常識にとらわれない説明すること。
問題提起だけでなく、その具体的な解決手段を提示していることですね。

特に、私としては、なぜ自然エネルギーが重要なのか、地産地消の発想に基づく天然住宅のしくみの話が印象に残りました。
調べてみると、ニュ-アンスは少し違うが、この話はYou Tube で紹介されている。
まだ、講演を聞いていない人は一度聴いて下さい。
 ⇒ 自然エネルギー社会へ
 ⇒ 天然住宅

 もう、ひとつ私が印象に残ったことは、トップランナー方式で、冷蔵庫は10年以前比べると電力使用量が3/10 になった。10年以上前に買った冷蔵庫を持っている人は、買いかえるだけで5年間で、投資額の元をとれ、その後は冷蔵庫の電気料金が30%になる。お金が儲かった上で二酸化炭素排出量も削減されます。という話です。
早速、家に帰って調べてみた。
我家の冷蔵庫の扉を開けると扉の裏側に内訳が表示されている。
「機種は日立R-C46D4、1994年1月6日製造、有効容積 455L、年間消費電力660kwh」と表示されている。
ネットで同容量のトップランナー機種を調べると
「日立アプライアンス、栄養いきいき真空チルド、R-SF45XM、年間消費電力量は450kwh」となっている。
32%しか省エネになっていない。ガッカリ(=_=)。
念のため冷蔵庫の省エネ改善率を調べてみると、資源エネルギー調査会のデータが出てきて、確かに1,993年ごろから急激に消費電力の改善が進み現在は70%減まで改善されている。
ここは、メーカーによっても違いかある。正確には10年前ではなく、15年前というべきであろう。

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2008.06.16

ISO審査員に必要な力量

080615dsc053776月15日パシフィコ横浜で開催された弟7回IRCA日本フォーラムに行ってきました。
当日のテーマは ”「適合性」から「エクセレンス」審査及び審査員へ変遷”となっている。

内容は、前段で経済産業省標準化推進室長や月刊アイソスの編集長よりISO認証審査の問題提起があり、その問題に対する基本的取り組みをIAFやIRCAが解説し、後段で各認証機関がその具体的事例について講演するというスケジュールであった。

このテーマの背景は、ISO業界では、認証件数が2005年ごろから横ばい状態である。特にISO9001に限って言えば、建設業の認証登録件数がどんどん落ちている。この関係で認証料金も下降傾向にあり、このままでは将来展望がないという問題意識から出ている。
この原因としては、大きく分けて2つの要因がある。
一つ目は審査を受けた企業の半数が、ISOを取得してもパフォーマンス向上につながらなかったと感じていること。特に中小企業ほどこの傾向が強い。
二つ目は、食品・製紙業界などISOの認証取得している企業が相次いで偽装をしていることが発覚し、消費者がISOの認証そのものを信頼していない、ということである。

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