ミネラルウォーターを買うのをやめました。
今、アメリカではミネラルウォーターの不買運動が起きているらしい。また、英国では、財務省、環境食糧省が公的な行事でのボトル飲料水の提供をやめているし、スカンジナビアにおいては、環境意識が高まっていることからボトル飲料水の販売が低落しているとのこと。
ここには、以下のような記述がある。
「エネルギー効率のよいインフラを通じて提供される水道水に比べ、ボトル飲料水は信じられないほど無駄の多い商品である。通常、ボトル飲料水には、石油を原料とした使い捨てのペットボトルが使われている。米国で使用される年間290億本の飲料水用ペットボトルを生産するためだけに、1,700万バレル以上に相当する原油が必要なのだ。
水詰め作業が終わったボトルははるか遠くまで輸送されることもある。ほぼ4分の1が外国の消費者の元に送られているのだ。ボトル飲料水に貼られたブランド名のラベルには外国の製造元の名前が載っているものがある。
環境問題の調査を行っているパシフィック・インスティテュートの試算をもとに、揚水、加工、運送、冷蔵に使われるエネルギー量を合計すると、米国で年間に消費されるボトル飲料水の化石燃料フットプリントは石油5,000万バレルを超える。
これは300万台の車を1年間走らせるのに十分な量だ。もし、世界中の人間が米国人並みにボトル飲料水を消費することになれば、6,500億本近くのボトル飲料水が製造されることになり、そのエネルギー消費量は10億バレルを超える石油に相当する。」
この記述をもとに、ミネラルウォーターのペットボトル 1本当たりの石油使用量を計算すると1本当たり0.274リットルとなる。
毎日ミネラルウォーターを1本ずつ消費すると、1年間の石油使用量は約100リットル、炭酸ガス排出量は270kg-CO2である。
我家の女房殿は、潔癖症でいつも、ミネラルウォーターのペットボトルを大量に買っている。どれだけ買っている聞くと毎月2リットル入りのペットボトル2ケース(12本)である。
石油換算で年40リットル、電気の使用量に換算すると、年間280Kwh。なんと我家の1年間のテレビと照明の電気使用量と同じではないか(@_@;)
やめろ、といっても聞きそうにもないし、色々思案した上、水道に浄水器をつけてミネラルウォーターの購入をやめることを提案した。
価格comで調べると、ナショナルのアルカリイオン整水器TK-8051に人気があるらしい。
ネットで価格を調べると上新電機80,000円、ヤマダ電機70,000円、最安値40,000円と価格に大きな開きがある。
最安値に近い中から前にも買ったことのある家電のアルファ41,500円にした。
これで、ミネラルウォーターのペットボトルを買うのをやめると投資回収年は約3年である。
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