職場のメンタルヘルス
3月27日北陸経営品質フォーラムでは、『高ストレス時代のマンパワーリスクマネジメント-大切な人材を失わないために、管理者が知っておくべきこと-』と題して金沢こころクリニック院長浜原先生のお話を伺いました。
最近は「心の病」になる人が増えているようですね。
安部前首相がそうであったし、石原都知事やビートタケシが目を絶えずパチクリやっているのも、チック病という一種の心の病だそうです。
企業へのアンケート調査によると「心の病により1ヶ月以上会社を休む人は2002年59%から、2006年には75%に増えている。」また、「メンタルヘルス対策を強化した企業の数は2002年33%から2006年59%に増えている。」
メンタルヘルスが悪化した要因は、「コミュニケーションの希薄化が50%」「仕事量の増加が16%」で、悩んでいる年代は30代が多いそうです。
この結果は意外ですね。仕事が増えたので心に病になるのではなくて、個人で仕事をする機会が増えたことや、職場内の助け合いが減ったこと、が原因だそうです。
「働きすぎても病気にはならない」
自分の意志で、ある期間に限定したものであれば、少々働きすぎて疲れがたまっても病気にはならない。回りや上司に頼まれて、断れず、働けされたときに病気になる。
ストレスとは「なんらかの刺激が心身に加えられた結果、心身が示したゆがみや変調」だそうで、自分の意志で進んでやったことときにはゆがみが生じないそうです。
こころの病には、次のようなものがある。
・うつ病 10人に1~2人
・適応障害 10人に1人
・パニック障害 100人に2~3人
心の病気は特別のものではなく、誰でもいつでもかかる可能性がある。
職場の対策
職場における横のつながりの回復と、責任と裁量のバランスの取れる仕事の与え方。そして、一人ひとりの働きがいに焦点を当てた活力ある風土づくりが基本です。
そして、早期発見、早期治療を支援する仕組みを作ることが大切だそうです。
心の病にかかったかどうかは、知識があればすぐに発見できる。
次のページに全国共済連の「メンタルヘルスの状況についてのチェック表」が公開されています。
一度、試してみてはいかがでしょうか。
講演では心の病の中で「うつ病」と「パニック障害」について症状と治療方法について説明がありました。
詳細は省略しますが、気にとまったことだけ記載します。
特に「人は何のために生きるか」という箇所はメンタルヘルスとは関係なくとも参考になりました。ありがとうございました。
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