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2007.12.03

福井経営品質協議会の企業視察例会

11月29日、福井県経営品質協議会の11月例会企業視察会に参加させていただきました。
参加者は18名、福井県の中小企業の経営者やコンサルタントの方17名、石川県からは私が唯1人参加しました。
福井県の参加者の中には、昨年度の日本経営品質賞受賞企業の福井キャノン事務機㈱や、今年度の受賞企業の福井生活協同組合の推進担当者もおられる。

経営品質後進国の石川県からの参加者としては、少し肩身が狭い思いですが、福井県の皆さんがどんな活動をしておられるかも含めて参加させてもらいました。

当日は、午前8時福井キャノン前を大型バスで出発、愛知県小牧市のブラザー工業に向かう。
ブラザー工業様では、2000年より社長が先頭に立って経営品質向上に取り組まれ、業績もそのころを境にV字カーブで伸びている。
10時にブラザー工業に到着、CSR推進部の大井様より、昼食時間中もぶっ通しで、ブラザー工業の経営品質推進活動の講義を拝聴した。
ブラザー工業では、社内的には経営品質という言葉は、全く使用していないが、行っている活動はJQAのアセスメント基準書に準拠している。CSR推進部というのは、実質的には経営品質推進部らしい。その理由を聞くと、これまでTQCやTPMといった活動をやってきており、新しく経営品質というと「またか、これまでの活動は一体なんだったのか」という抵抗感が生じてうまくいきそうでなかったということ。
説明内容は 社長の辻説法、バランススコアカードによる戦略の質の向上、創発、人材育成などの取り組み事項と、JQAFアセッサージャーナル2007年夏号でも紹介されていた中国華南地区の系列会社への導入の苦労話であった。
説明のあと、福井県の参加者の方より推進に当たっての活発な質問が出た。
これらの質問は活動していなければできない質問、さすが福井県ですね。

2番目の訪問先は、安城市の七福醸造㈱様。
七福醸造㈱は、社員60名程度の白醤油醸造・白だし醤油等の製造販売会社。
ユニークな経営で有名、モチベーションビデオDOITでも紹介されている。
工場見学のあと、大塚社長の話を1時間半に渡って拝聴した。
この会社の特徴は中小企業に特化した経営戦略と社員教育です。
経営戦略は
 高級品市場に特化して、価格競争に巻き込まれない。そのため、醤油の作り方は、量産メーカーとは正反対で「良い材料にとことんこだわる。酵母菌を冷間で長時間をかけて熟成させる」という方法をとっている。

七福醸造㈱の社員教育は有名で、あちらこちらの会社から見習いに来ている。
「社員を娘や息子と思え」ということ。
代表的な取り組みは、100Km歩行、30時間をかけて100Kmを歩きとおす。
 社員の研修用に始めたものだが、現在の参加者は外部の人の方が圧倒的に多い。今年の参加者は800名で、このうち400名がゴールした。
大塚社長の話では、50kmまでは楽しい・極楽のようだ。しかし、60kmを超えると、大変、いつリタイヤしようかという自分の内なる声との戦いとなる。その修羅場を抜けると人間として一皮むける。

2番目がトイレ清掃
 社長自らが、トイレを1時間半かけてピカピカに清掃する。特に内側のヌルヌルの部分に素手を入れて磨き上げる。
これも、現在では外部の人の修練の場として、学校のトイレ清掃を大人一人1000円で研修している。かなり、人気があり、ここで得たお金をブランティアに寄付している。

その他、毎朝1時間の環境清掃、モンゴルでの地球温暖化防止のための植林、震災自主ボランティなどの話があった。

今回、ブラザー工業、七福醸造の2社を見学して共通していることは「よい戦略」と「人づくり」ですね。
ブラザー工業では、それを アセスメントツールを用いてスマートに実施している。
七福醸造では、社長の率先垂範で実施している。
ということでしょうか。

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