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2007.11.03

アジア アクションラーニング フォーラムに参加しました

Rimg005211月2日、スペースアルファ神戸で開催されたアジアアクションラーニングフォーラムに参加しました。

アクションラーニングは、グループで現実の問題に対処し、その解決策を立案・実施していく過程で生じる、実際の行動とそのリフレクション(内省)を通じて、個人、そしてグループ・組織の学習する力を養成するチーム学習法です。
内容の詳細は、NPO法人日本アクションラーニング協会のホームページを見てください。

私は、この協会のメンバーズでアクションラーニングコーチです。

当日の参加者は約50名、実は1日、2日の両日行われていたのですが、1日は通訳なしで英語が分らないので通訳の入っている2日のみ参加しました。

フォーラムでは、ジョージワシントン大学のマイケル・J・マコード教授(アメリカでアクションラーニングを研究し、アクションラーニングGIALメソッドを開発者)の基調講演と、2日間で9件の事例発表がありました。

印象に残ったこと

 事例発表中では、アクサ生命保険の伊藤氏(ガバナンス&プラニング部部長)が、アクサ生命へのAL導入のプロセスと社内の意識変革について、そのポイントと注意点についての貴重な体験発表をされました。
伊藤氏とは、1年半前アクションラーニングコーチ研修で数セッションご一緒させたいただきまいたが、その後社内の中心となって活躍され、立派な成果をあげられた様子を見て敬服しました。


また、私が参加した「富士ゼロックスシニアマネジメントプログラムへの活用」の事例発表会場では、参加者の半数が外国の方で、発表というよりは活発なコラボレーションとなりました。

議論のポイントは「日本ではなぜマルチプル(参加者の中らそれぞれがテーマを出す方式)でセッションをするのか」「アメリカは殆どがシングル(オーナーが一つのテーマを出す方式)である」ということ。
そこで、アメリカと日本の文化的な違いの話となりました。
議論の中で、「私は中小企業のコンサルタントをしており、改善のお手伝いの一環としてアクションラーニングを使っており、この場合が必然的にマルチプルとなる。日本ではシングル方式は大企業がトップダウンで組織改革をやろうという場合しか使われない。中小企業では組織の和が大切にされ、トップダウンでテーマを設定して経営改革をやるような風土ではない」と発言したところ、

「経営者の一番大事な仕事は、戦略を練ることである。アメリカでは中小企業といえどもシングルだ」という返答が返ってきました。

アメリカでは、中小企業といえども、それほど戦略的に経営がなされているのだろうかと、一寸、びっくりしました。
しかし、後でよく考えてみると、アマリカのビジネス会でアクションラーニングが多用されているのは、これが原点なんですね。

Dr.マコードの基調講演の中に
「素晴らしい質問は問題を解決し、良い決断をすることができる」
ニュートンは、「なぜリンゴが下に落ちるか」という質問を発し続け、万有引力の法則を発見した。
FedEX社のフェデックスは「どうしたら一晩で小荷物を届けることができるか」という質問を発し続け、世界最大手の貨物航空会社になった。
マイクロソフトのビル・ゲイツは「ITの世界で一番になるには、どうしたらよいか」という質問を発し続け世界になった。
というくだりがあった。

この質問こそが、シングルというの意味なんですね。


今後の展開

 今回参加してみて分かったことは、参加者の中に大阪大学、日本大学、玉川大学などの大学関係者が目立ち、教育関係の場でアクションラーニングに関心を持たれていることがわかりました。

また、ALコーチの同期の方に「普及のための自主参加の体験セッションを開催している」との話を伺いました。
私は、これまで、そのような自主参加体験セッションをやったことがないのですが、このほど私のホームページを見て、金沢の飲食業の若手経営者の集まりである「飲食業を楽しむ会」からアクションラーニング体験セッションの依頼があり、11月22日にやらせてもらうことになりました。

これがうまく行くようなら、私も興味を持った人が誰でも参加できる定例「アクションラーニング体験セッション」を企画しようか、と思っています。

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