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2007.09.13

エコアクション21全国交流大会

Dsc052409月8日(土)午後~9月9日(日)まで、長浜市でエコアクション21全国交流大会が開催されました。
主催者の発表では参加者は450名とのこと。
(右の写真は懇親パーティスナップ)
審査人は3年に1回以上交流大会に出席することが義務付けられている。
私は、昨年の山形の交流大会にも出席しましたが旅行がてら情報収集を兼ねて都合がつく限り毎年参加することにしています。
ちなみに来年は熊本ということでした。

エコアクション21の認証制度は2004年11月より開始、現在1,800件ですが、2009年末には5,000件となると予想されている。
その理由は、京都議定書でCO2排出量削減を定めているが実際には増加している。
大企業については温暖化防止対策法、省エネ法で縛りがかかっており削減の方向に向かっている。しかし、事業者の大多数を占める中小企業への展開の方策が無く、実際にも排出量は増加傾向にある。
そこで、EA21をその梃子にしようとして「美しい星50」の施策の中に盛り込んだ、とのことでした。

以下当日の主な内容です。

1日目:
(1)EA21の今後の方向
 2004年度に制定された「環境経営ガイドライン」が、今年末を目途に改訂される予定。改訂のポイント
・内容を分かりやすくするために表現が変る。
・環境負荷の集計方法が変る。
・本業(製品・サービス及びグリーン購入)での負荷低減が要求事項に追加される。
・環境活動レポートから該当事業者の炭酸ガス排出量の削減量が算出できる様式になる。
(2)業種別マニュアル
 この程エコアクション21マニュアルが全職種共通から、業種別マニュアルに変更になりましたが、その主旨と概要説明がありました。
既に発行済みの業種別マニュアル
・廃棄物処理事業者
・食品関連事業者
・建設業
・教育・研究機関
・地方自治体
今年中に発行予定
・ホテル・旅館業向け
・自動車整備業向け
・印刷業向け

2日目:
・審査中に見逃しやすい事例と対応策
・審査マニュアル改訂のポイント

特に、今回のプログラムの目玉は、第1日目に行なわれて滋賀県知事嘉田由紀子氏の記念講演でした。

嘉田知事は「新幹線の新駅計画凍結」を掲げて2006年7月の選挙で当選した。
知事になられる前は、京都大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士。論文名は『琵琶湖の水問題をめぐる生活環境史的研究』)し、琵琶湖博物館研究顧問、京都精華大学人文学部教授を歴任されていた。
記念講演のテーマは「『もったいない』で拓く持続可能な社会」
言葉足らずですが以下に要約します。
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『“もったいない”とは?』
(1)金や物を節約する
(2)物事や人の本来の力が発揮され「ありがたい」と思う
(3)物事や人の本来の力が失われ「心惜しい」という気持ち
・“もったいない”は近江人の生活の魂が込められた生活哲学であった。

『琵琶湖に暮らす人々と自然との関わり方』
 過去30年高度成長の波にのち、私たちの生活は豊かになったように見える。
一時悪化した琵琶湖の水質も「BOD」や「COD」といった科学的数値ではよくなっているように見える。
しかし、30年間現場を徹底して歩き耳を傾けることで分かったことは「自然とのかかわりの喪失だった」
多種多様な生き物、生活の中で生きていた湖と川、子供たちの遊び場としての水辺、小さなコミュニティによる自主的奈治水対策と愛着」
これらのものが失われてしまった。
(これら事例について写真を入れて紹介していただいた)

『環境問題を考えるときには・・・』
 科学的思考+文化的思考 ⇒ 環境問題の多面性がみえてくる

 文化的思考・・・川や森とかかわり続ける暮らし、近い水・近い木々への関心、水辺や里山の風景の価値など

『琵琶湖に映し出される今後の課題』
・固有種の減少と外来種の繁殖
・カワウの増加と水草の繁茂
・琵琶湖の全循環の停止の恐れ

 地球温暖化の影響で水温が上がり亜熱帯の湖になる?
 水の全循環が止まり生態系に大異変が起こる

・あらゆるものの本来の価値を活かさなければ「もったいない」という哲学に裏づけされた考え方
・豊かな自然や歴史文化、地の利を活かしながら県民が育んできた「ほどよい暮らしぶり
 ↓
「脱温暖化社会を実現し、環境・経済・社会が調和し発展する、次の世代に配慮した持続型社会」を構築する。

そのためには、地球温暖化を「私」「私たち」の問題として捉え、主体的に行動すること
=1人称、2人称として取り組むことが重要
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話が大変お上手で、知事に当選された理由が分かりました。
また、滋賀県は全国唯一「2030年までにCO2排出量半減」を宣言されていますが、その理由も頷けました。

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