環境負荷と環境目標の関係
ISO14001のエコアクション21の審査の際に、「環境負荷の値をそのまま、環境目標として設定する。やってみると、環境パフォーマンスの改善活動の結果が評価できず、PDCAがまわらない。」というケースに良く出会う。
このような場合の私の所見(処方箋)を紹介します。
先ず用語の定義ですが
環境負荷:
人(組織)が環境に与える負担のこと(環境省の定義)
環境パフォーマンス:
組織の環境側面についてのその組織のマネジメントの測定可能な結果(ISO14001 3.10)
環境目的:
組織が達成を目指して自ら設定する、環境方針と整合する全般的な到達点(ISO14001 3.9)〔エコアクション21では、これを中期目標と表現している。〕
環境目標:環境目的から導かれ、その目標を設定するために目的に合わせて設定される詳細な環境パフォーマンスの要求事項で、組織に適用されるもの(ISO14001 3.12)
この定義からも分かるように、環境負荷と環境目標は適用目的が違っています。
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