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2007.01.25

ESP事業

環境省EICネットによると、ESCO(Energy Service Company)事業とは「工場やビルの省エネルギーに関する包括的なサービスを提供し、それまでの環境を損なうことなく省エネルギーを実現し、さらにはその結果得られる省エネルギー効果を保証する事業のこと」と定義されている。

もう1年半くらい前ですが、このブログ「工場やビルの省エネにESCOを活用してみませんか」でESCO事業を紹介しました。

最近、省エネ第2種の事業所様を訪問する機会がありました。
伺った殆どの事業所様では、ESCO事業のことは知っておられて、導入を検討されているところもかなりあるようでした。
しかし、検討はしたが、省エネルギー効果の保証契約上、効果を確定するために一定の運用条件を保証することが必要で、この点でESCO事業者と折り合いがつかづ保留になっているケースが多々あるようです。

ところで、今月の北陸経営品質フォーラム例会で、松村物産(株)浅田事業開発室長より「環境ビジネス事業を考える」というテーマでお話を伺った。

話の内容は「経営と環境ビジネス」の関連、またその開発事例として「家庭向け燃料電池システム」の話でした。

「燃料電池システム」については、家庭用の話なので別途することにして、私が興味をもったのは、松村物産様は出資されたESP事業のことです。

ESCO事業は知っているが、ESP事業は聞いたことがない、何だろうと興味をもって聞いていました。

ESPとは、Energy Service Provider の略。

ESCO事業とは、設備の導入を中心とした省エネの実施と効果の保証ですが、ESP事業はエネルギー使用量の見える化を行なって、改善点をアドバイスするという事業のことのようです。

以前にNHKの”ためしてがってん”というテレビ番組で計測ダイエットというのを紹介したいました。
ダイエットをするときには、目標体重を決めて、毎日2、3回体重を計ると1ヶ月で1kgやせられるという話であった。
 要は、見えないものを数値化して見えるようにすることにより、自然とどこに問題があるかが分かるようになる。更にデータ分析への興味をうみ、それが改善につながるということでしょう。

ESP事業もその原理を応用したもので、使用量を見える化してそこから改善をすすめる。

講演の中で、ワタミフーズの導入例のお話がありました。ワタミフーズの居酒屋店舗での24時間の電量使用量を見える化すると、店が閉まった午前1時以降も朝までダラダラと電気が使用されている。
これは店員が家に帰らず朝まで店内で過ごし朝になってから帰るという習慣になっていた。これを営業時間以外は電気を消し、清掃時間はエアコンを消すなどのマネジメントを進めた。
その結果、5カ月間で数千万円の電気の節約、CO2換算で1000トン(常緑樹のクスの木を2789本植林したのと同じて程度)の効果をあげた、とのことです。

この例については、イーキュービック社の下記のページに掲載されています。

 ⇒ ワタミフードサービス社の電力削減手法

また、これはお話を伺った訳ではありませんが、同社導入紹介ページの飲食チェーン店における開店中のエネルギー使用状態の分析を改善事例が紹介されています。

 ⇒ 飲食チェーン店へのESP導入事例

どうして、電気の使用量削減したらよいか、頭をひねっておられる担当者の方もおられると思いますが、この例は1つヒントになりませんでしょうか?

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