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2006.11.14

デジタルタコメーター

昨日は富山県民会館で開催された中部経済産業局主催の「物流効率化セミナー」に参加しました。
「物流コスト削減及び運輸・輸送部門のCO2削減」という副題がついていたので環境の方に興味をもって参加したが、セミナーの主目的は物流コスト削減のセミナーでした。

最初に物流コストというのは、人件費、燃料費、施設機材費から成り立っているので、
「燃料費を下げる」「輸送距離を減らす」「輸送量を減らす」というのはコスト削減でもあり環境負荷の削減でもある、とう言い訳的な説明があった。

まあ「物流コストを下げることがCO2削減である」といった方が物流事業者様に対してインパクトが強くインセンティブが働く。
自分自身も、製造事業者様に対して「生産効率を上げることが製品当たりのCO2削減になる」というと説明しているからこういう言い方の方がよいかも知れない。

最初の講演は元日通総合研究所で、現在物流コンサルタントをしている湯浅氏より「輸送量を減らす」という観点からコンサル的な改善のやり方の説明があった。
内容的には、効率化という名前がついているが経営に貢献しない改善がいかに多いか、物流課改善をやるに当って「その改善は何のためにするのか・・・」ということをよく考えること、という観点が強調された後で、ピッキング作業の時間分析、適正在庫の見方、物流ABCコスト分析等の解説があった。

2件目、3件目は改善事例で、2件目は矢崎グループに属する翔運輸株式会社より、各地の物流センターを顧客であるトヨタ田原工場の近くに新しく物流センターを集約し、共同配送や自動仕分けなどで物流コストの削減を図りながらジャストインタイム納入を達成した事例紹介があった。
3件目は旭化成ライフ&リビング㈱が、自社製品の調達について委託先の「センコー株式会社」と連携をとり、物流センターを集約しコストを削減したという事例の紹介でした。
それぞれの説明は、どのようにして合理化を実施したか、推進体制、モーダルシフト、共同配送、ピッキングシステムといったことを一生懸命説明されたが、CO2削減という点から何が最も効果があったかをチェックすると
① デジタルタコメータ等の活用によるエコドライブ
② トラックからレール、船へのモーダルシフト
③ 共同配送
といった順番で力説された改善内容とは余り関連性がない。

中でも、翔運輸株式会社、センコー株式会社ともにデジタルタコメータ等の活用によるエコドライブで2割近く燃費を改善したことが報告された。

デジタルタコメータとは、これを取り付けると速度に応じた効果的なエンジン回転数を運転者に知らせる、また走行状態の記録が残り、後で運行管理者などが運転者の運転状況を確認できるようにしたもの
 ⇒ デジタルタコメータ

デジタルタコメータって以外に効果があるもんですね~~!

とびっくりしていると、他にも同様な報告があった

リコーロジスティクス
 2006年3月末現在、全車両数の約42%、113台に搭載されています。ドライバーが自らのエコドライブレベルを認識することにより、25%の燃費改善が実現しました。
 ⇒ リコーロジスティクスの紹介ページ

となみ運輸
 全車両の18%にデジタルタコメータを装着した。効果はてきめんで、全体で6%の燃費を改善した。
―11月14日北陸中日新聞―

自分自身旧型プリウスに載っているが、最近エコドライブ、特に定速運転を心がけで効果を確認してみた。
20日間のデータですが、燃費は18.9 Km/L。
以前は17~18 Km/Lだったので5~10%燃費が改善されたことになる。
しかし、自分の車にはデジタルタコメータがついている訳ではなく、前に遅い車がいると気まぐれで追い越ししたりする、かなりいい加減なエコドライブである。

デジタルタコメータが装着された場合は、走行状態が記録され後で運行管理者に確認される。

いい加減なエコドライブをしていると、勤務査定が悪くなり給料に影響しかねない。

そこの点がデジタルタコメータが威力を発揮する最大の理由ではないでしょうか?

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