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2006.06.28

経営戦略の中味の作りかた-2つの視点

今月15日、北陸経営品質フォーラムでマーケティングコンサルタントより、「この会社はどのようにして業績を向上させたか」と言うテーマで、自分のコンサル例より、あるインテリアメーカーの事例を紹介していただいた。

投資した設備投資の見込みが狂い、大幅赤字で苦しんでいた会社を再建させた話である。
最初に取り組んだことは、社長の独断先行型の組織を対話を取り入れた開かれた組織風土にしたこと。

その次にしたことは、営業戦略の中味である。

戦略とは、「競争に勝つための手段、何をやり何をやらないかを決めること」端的に言うと差別化ということになる。

そこで、実施したことは、チームメンバーと一緒になって、これまでの売上げデータを縦横詳細に調べた。
必死の実施している中で、全ての営業所が下降気味になっている中で、一つの営業所だけが売上げが落ちていないことに気づいた。
現地へ出かけて調べたところ、スチールやプラスチックのブラインドが多い中で、そこの営業所では顧客に木製のブラインドを積極的に紹介していた。

そこで、木製ブラインドに潜在需要があるのではないかと気づき、市場調査やコンペチターとの比較を行い、これまで製品化されていない木製の縦型ブラインドを開発した。
これが、他社製品との差別化となって、業績が回復し常時利益が出るようになった。

かいつまんで言うと以上のような話です。

そこで私が感じたこと。 

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2006.06.26

産業廃棄物処理事業者の情報公開について

3月のブログで 産業廃棄物処理事業者の優良性評価制度 について紹介しました。

その後、収集運搬業の方のEA21の審査をさせてもらうことになった。

産業廃棄物処理業向けマニュアル30ページでは、「産業廃棄物処理業では、産業廃棄物処理業者の優良性評価制度における情報公開で求めている情報をわかりやすく取りまとめ、環境活動レポートに記載することが必須の要素となります。」と言う要求事項が記載されている。

ところが、この制度は始まったばかりで、環境活動レポートでの公開事例がない。
わかりやすくといっても、その範囲がわからないので中央事務局に問い合わせた。

以下は、その回答です。
同じように分からない方もおられるかと思い情報公開します。

■ 情報公開項目の環境活動レポートへの記載について
 (中央事務局の回答)
 先日の中央事務局主催産廃マニュアル講習会(石渡氏講演あり)のテキスト(表紙が黄緑色)14ページにあります。

なお、14ページの記載は下記の通りです。

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2006.06.24

医療の質 マネジメントシステム

先月より、ある大手の特定機能病院の中の一つの診療科のISO9001マネジメントシステム構築のお手伝いをすることになった。
病院のマネジメントシステムについては、興味を持ち3年位前から少ししづつ勉強をしてきた。
この内容は、自分の業務ページ「医療の質マネジメントシステム入門」で紹介してあるが、実際にお手伝いをするのは今回がはじめてである。

病院の業務経験のない私が、どうしてお手伝いできるか、不思議に思われるかも知れません。
その理由は、ISO9001マネジメントの基本は業種に関わりなく普遍的な内容になっている。また、この要求内容を該当業種にどのように当てはめるかと言う点がポイントである。そのためには、経営品質(マネジマント)や品質管理の知識を有し、また、業界の内容を良く知っていなければならない。
私は前者については自信があるが、後者については全く自信なかった。
そこで、研修会、シンポジューム、専門家訪問、書籍・文献と少しづつ勉強してきた。その内容はこのブログの最後にのせてあります。

ところで、コンサルをやるに当って感じたことは、病院の方は大変忙しい、しかし、理解度の早い方々が多い。
いかに短時間でいかに効率よく理解してもらえるかがポイントである。
そこで、病院にマッチして具体的な事例やテキストを用意することが必要で、1回の訪問コンサルに当っての事前準備にかなりの時間がかかる。

先週は、ISO9001規格要求事項を医療に当てはめて、解説したテキストを作成しました。
このテキストは、製造業で使用していたものを、病院用に編集し直し加筆したものですが、完成までに1週間位かかりました。
折角ですから、下記に紹介します。

 Section1 ISO9000規格の概説及び用語の定義
 Section2 第4章 医療に質マネジマントシステム
 Section3 第5章 経営者のコミットメント
 Section4 第6章 資源の運用管理
 Section5 第7章 製品(ヘルスケア)の実現
 Section6 第8章 測定、分析及び改善

ご希望の方には、上記教材(パワーポイント版)をお分けします。
価格は 全編オール込みで 3,000円+振込み料金です。
( 申し込みメール よりお申し込み込みください。)

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2006.06.17

直接影響と間接影響

ある方より、環境影響の「直接影響」「間接影響」「1次・2次・3次影響」の違いは何ですかという質問を受けました。

私は、次のように考えています。

◆ 直接影響、間接影響とは、組織に対して直接か間接かを言っている

直接影響
 組織         影響(局所的)
騒音を出す  →  うるさくて勉強できない

間接影響
 組織           発電所       発電所       影響(地球的)
電気を使う   →   電気を起す →  炭酸ガスを出す → 地球温暖化

製品の         利用者の電気の  発電所の     地球温暖化
省エネ設計をする → 使用量が減る → CO2の発生減 → の緩和


◆ 一次の環境影響、二次の環境影響
                          第一次の環境影響     
石油が枯渇する→ 石油の値段が上がる→石油の使用量が減る→地球温暖化の緩和
             ↓
        バイオ燃料を開発する(とうもろこし等)
             ↓
        食料用農地をバイオ作物に転作する
             ↓
        食糧用農地の減少
             ↓
 人口の増加 → 食料不足
             ↓
         飢餓の発生 第二次の環境影響

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2006.06.13

学習する組織 その4 メンタルモデル

メンタルモデルとは、私たちの心の奥に住みついているイメージや仮説のことであり、私たちが世界をどのように見るか、意識づけるかと言った認識を形作るだけでなく、どう行動するかまでをも決定する。

問題なのは、それが単純化されたモデルになり、意識の下に隠れて暗黙の了解になっていることである。
例えば、ビジネスの中で長年にわたって幅を利かせてきた原則や常識は、支配的なメンタルモデルとなって企業の変化を妨げている。
それを検証して、正しいメンタルモデルを形成する必要がある。

メンタルモデルの例
<うまくいった例>
キャノン(御手洗社長)    部分最適にメスを入れ、全体最適に導く
ホンダクリオ新神奈川    会社は家庭、社員は家族
<問題を起こした例>
改革前の日産自動車    悪いのは自部でなく、どこかの部
村上ファンド(村上世彰氏) 会社は株主のものである
ライブドア旧経営陣      法すれすれでも儲ければ勝ち

以上は会社全体の話ですが、最近聞いたもう少し身近な例では、多くのISO審査員は「審査では付加価値のある指摘しなければならない」と思い込んで審査をしている。
ところが、受審側かからから見ると付加価値ではなく負荷であったり、適合審査の何でもない一言が付加価値であったりする、ということがあるらしい。

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2006.06.09

西暦2028年

日経エコロジーの7月号が届いた。
今月の特集は「欧州との付き合い方」であるが、自分はそれよりも環境の科学ウソ・ホント!「地球温暖化」の記事に興味を持った。

日本では京都議定書で温室効果ガス6%削減が大変だと言われているが、今年に入って世界的には「50%削減が必要だ」と言うことが専門家の間での共通認識になっているようだ。

地球の気温が2℃を超えると、南極の氷床の凍解や海流の異変が起きる、また、食料や水不足、伝染病の流行など社会・経済的に大混乱が起きる。そのため気温の上昇を2℃以内に止めねばならない。
気温上昇を2℃で止めるには、現在より50%二酸化炭素の排出量を削減しなければならない。
今のまま進んだ場合は、この2℃の上昇点に達する時期は2028年と予測されている。

この記事は、遅ればせながらその状況を解説してある。
 ⇒ 温暖化加速説はなぜ台頭してきたか
(著作権の関係上、印刷不可に設定してあります。興味のある人は日経BP社より購入して下さい)

それでは先が絶望的ではないか、というと、そうではない。
同誌には、別の記事でピ-ター・カール欧州委員会環境総局長のインタビューが載っていて、そこでピ-ター・カール氏は「我々はどうすればよいか徹底的に分析したみたところ、世界のGNPの1%をこの対策費に当てれば50%削減が可能であることが分かった」と言っている。

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2006.06.05

小規模建設業の省エネ対策

ここ2ヶ月間、10社近くの小規模建設業(建築・土木・造園)の方々のEA21環境経営システムを見せていただきました。
先のブログ「EA21の取り組みチェック表は自社用に工夫を!」でも紹介しましたが、これら建設業のどこの組織でも二酸化炭素の排出量の90%以上は、トラックや建設機械(重機)から発生している。

ところが、EA21の取り組みチェック表には、事務所の省エネ取り組みチェックは数多く記載されているが、トラック・重機に対しては「アイドリングストップなどの運転方法の配慮をしているか」という評価項目しかない。
事業者の方の活動計画も この1項目しか書いてない場面に出会った。

そこで、「もっと改善方策を書いた方がよいですよ、これだけでは目標が達成されるとは思いません」と言うと、「ではどうすればよいですか」と言う返事が返ってくる。

そこで、私が提案することを以下に紹介します。

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2006.06.01

モノづくりの遺伝子

4月より週2~3回の頻度で、中日新聞で特集「トヨタの世界」を掲載している。
トヨタの考え方や世界戦略を紹介していておもしろい。
今日6月1日号は、トヨタ発祥の地、静岡県浜名湖周辺の風土を紹介していた。

浜名湖周辺は、トヨタ、ホンダ、ススキ、ヤマハなど日本の名だたるもの作りの企業が揃って生まれたところだ。
かねてから、そのことに不思議に思っていたが特集を読んで気がついたことがある。
これは二宮尊徳の遺伝子だったのだ。

二宮尊徳については、2月のブログでかいたことがあるが、合理的思想の持ち主であり、また「報徳(勤勉や貯蓄、相互扶助をと尊ぶ)思想」の持ちである。

この思想が浜名湖一円に浸透していたことが、後にモノづくり企業家を多数の生んだルーツだったと言うことに思いついて納得。
そういえば、トヨタ生産方式・ムダとり と言ったことは、二宮尊徳の教えソックリですね。
下は中日新聞に掲載されていた浜名湖周辺のモノづくりの創業者の発祥地図です。

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