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2006.05.31

建設業のイメージチェンジ

EA21の審査で社員数30名程度の建設会社様を訪れた。
審査の内容は別として、少し驚いたことは女性が活き活きと働いていたことです。
事務所の方は、経理・総務・建築設計など半数が女性。
これは当然として、護岸工事現場を見せてもらったところ、そこの現場代理人は女性。
失礼ながら「入社何年ですか」と聞いたところ6年目ですとのこと。
この若さで、数社の下請けを指揮していることに敬服した。

半月ほど前、同じく20名程度の建設工事会社へ訪れた時も「う~」と思ったこと。
バックホーショベルに『キリンさん』のが描いてある。
ショベルが稼動しているときは、あたかもキリンが草を食べているように見える。
毎日近くの子どもが見に来る。
仕事を終わって引き上げるときは、キリンちゃんがいなくなると言って、泣き出したとか。

建設業というのは、昔のイメージから変わったのですね。
業界全体の仕事量が減った。そこで、生き残りをかけて、女性の積極的活用や、IRによるイメージチェンジが行なわれていることを知りました。

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2006.05.25

EA21の取り組みチェック表は自社用に工夫を!

エコアクション21はISO14001の中小企業版であって、「中小企業が安く簡単に運用できるようになっている」がうたい文句である。

主に簡略化されている項目は、著しい環境側面の特定と評価、内部監査、文書化であるが、この中で著しい環境側面の特定と評価がプログラム化されていて簡単にできるようになっているのが最も大きな改善点である。

即ち、エコアクション21では、

① 環境負荷を集計する(データをExcelプログラムに入力するだけ)
     ↓
② 環境負荷集計結果より重要な取り組みチェック項目を既存の表より選定する
     ↓
③ チェック結果から具体的な取り組み項目を決める

この具体的な取り組み項目の決定が、ISO14001の著しい環境側面の決定に相当する。

ところが、この既存の取り組みチェック表の使用というところが問題である。
実際に見せていただいたたところでは、大部分の会社では余り役に立っていない。
EA21に中央事務局も、そこのところに気かついていて、自己チェック表は業界ごとに改訂し使用することを推奨している。
しかし、実際には、始めてシステム構築をする事業者はそんなことを知る訳がなく、EA21事務局が用意したチェック表をそのまま使ってしまい重箱の隅をつついているようなシステムになっている場合が多いようである。

今月に入って 印刷会社、土木工事会社、造園業各2~3社、のエコアクション21の中間審査をさせてもらったが、そのときにこのことを痛感した。

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2006.05.07

リデュースでコストを改善する

 循環型社会のキャッチフレーズ3R(リデュース、リユース、リサイクル)の中でリサイクルが先行して進んでいること先にブログ「廃棄物のリサイクルの現状」で書きました。

ここへきてリデュースに取り組む企業が増えてきていることが紹介されています(日経エコロジー4月号)。
ゼロエミッションをほぼ達成した企業が次の局面として、リデュースに積極的に取り組んでいるんでしょうか?

ISO14001やEA21で本業での環境配慮に取り組むとき直面する一つの課題がリデュース。
そのリデュースを徹底的にやるとコスト改善につながります。
以下は、その着眼点です。

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2006.05.03

廃棄物のリサイクルの現状

4月25日~28日まで、大阪で産業廃棄物処理業の認可申請に関する講習会を受けてきました。
エコアクション21で廃棄物処理業を審査する審査員は、この講習を受けることが必要条件になっている、と言う理由によるものです。
大阪コースの受講者は90名、東京コースと合わせると300名弱で、登録されたエコアクション21の審査員の半数が受けられたと言う計算になります。
講習の内容は、廃棄物処理業に係わる専門的内容になりますのでここでは取り上げませんが、テキストの中に排出物の再生利用の状況が出ていました。

ISO14001やEA21でゴミのリサイクルを取り上げている事業所は多いと思いますが、事業所を出た後どのように処理されているか、その実態はよくわからないと思います。

という私もこのデータを見るまで、実態を良く知りませんでした。
廃棄物のリサイクルはこの10年間で3割以上増えている。この効果があって最終処分量(埋め立て)はほぼ半減している。
このデータを見ると、ふん尿、紙、廃油、廃タイヤと言うのはリサイクルの優等生ですね。
紙は段ボールは大変よいが、印刷に使用する紙は余り良くないですね。
以外に悪いのが廃プラスチックでしょうか。
再生利用31%、埋め立て37%、残りは単純焼却。 これから益々原油不足になってくる見通しにあり、もっと廃プラスチックのリサイクルに力を入れる必要があるようですね。

以下は平成15年のデータで、成績のよいものから順に並べます。

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