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2006.05.25

EA21の取り組みチェック表は自社用に工夫を!

エコアクション21はISO14001の中小企業版であって、「中小企業が安く簡単に運用できるようになっている」がうたい文句である。

主に簡略化されている項目は、著しい環境側面の特定と評価、内部監査、文書化であるが、この中で著しい環境側面の特定と評価がプログラム化されていて簡単にできるようになっているのが最も大きな改善点である。

即ち、エコアクション21では、

① 環境負荷を集計する(データをExcelプログラムに入力するだけ)
     ↓
② 環境負荷集計結果より重要な取り組みチェック項目を既存の表より選定する
     ↓
③ チェック結果から具体的な取り組み項目を決める

この具体的な取り組み項目の決定が、ISO14001の著しい環境側面の決定に相当する。

ところが、この既存の取り組みチェック表の使用というところが問題である。
実際に見せていただいたたところでは、大部分の会社では余り役に立っていない。
EA21に中央事務局も、そこのところに気かついていて、自己チェック表は業界ごとに改訂し使用することを推奨している。
しかし、実際には、始めてシステム構築をする事業者はそんなことを知る訳がなく、EA21事務局が用意したチェック表をそのまま使ってしまい重箱の隅をつついているようなシステムになっている場合が多いようである。

今月に入って 印刷会社、土木工事会社、造園業各2~3社、のエコアクション21の中間審査をさせてもらったが、そのときにこのことを痛感した。

例をあげると
 印刷業では、二酸化炭素排出量のトップは印刷機などの業務用電力の使用である。
ところが、取り組みチェック表は事務所の電力の評価項目が殆どで、業務用電力の欄はタイトルだけがあって、チェック項目が設定されていない。

 土木工事では、二酸化炭素排出量のトップは重機に使用する燃料の使用である。
ところが、取り組みチェック表は自動車のアイドリングストップ等の運転方法の配慮しかチェック項目に入っていない。

そこで、各事業者は自社用に自社の業務内容にあった取り組みチェック表を作成してチェックするよう留意することが必要です。

例えば、以下のように修正して使用する

チェック表の自己修正の例

印刷業
「生産プロセスにおける環境配慮」を以下のように修正する。
 ・印刷機等にはインバータ制御をつけている
 ・セット替え時間が少なくなる生産計画に取り組んでいる
 ・セット替え時間の短縮を進めている
 ・テスト印刷時間の短縮に取り組んでいる
 ・紙損(不具合品)の低減に取り組んでいる
 ・作業のムダをなくすため5Sに取り組んでいる
 ・CPT化(フィルムレス化)を進めている。
 ・印刷・製本の予備数の縮小を進めている
 ・配管からのエヤー漏れのチェックを実施している
 ・省エネ・高効率印刷設備の調査・研究をしている
 ・・・・

土木工事業
「環境に配慮した工法」を以下のように修正する。
 ・仕事内容にあった適切な重機の選択している
 ・重機ごとの時間当たりの燃料使用量を把握している
 ・省エネモードの運転講習を実施している
 ・省エネ車両を優先的に使用している
 ・手直し工事の削減に取り組んでいる
 ・・・・


7/31追記
 7/28に開催されたエコアクション21全国大会で、中央事務局より今年末を目標に「環境負荷自己チェック表及び取り組みチェック表を業種別に作成し公開する」との話がありました。

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