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2006.04.26

リスクアセスメントが事業者の努力義務に

今年4月1日から施行された改正労働安全衛生法で、事業者の努力義務としてリスクアセスメントが追加になった。

この背景は、
わが国ではヒヤリヒヤットやゼロ災活動などの現場のボトムアップを基本に安全衛生活動が進められてきた。
一方、欧米ではリスクアセスメントを行って経営という立場から安全衛生管理が行われてきた。
言い換えると、日本では現場で働く人への意識付けに重点が置かれ、欧米ではリスク管理いう観点から、お金かけてでも物的に重要な危険源をつぶすという点が重視されてきた。
その結果、災害発生件数は日本の方が少ないが、死亡事故は欧米の方が少ないという結果になって現れている。

そこで死亡事故を減らすためには、やはり欧米流のリスクアセスメントが必要ということになったようだ。

努力義務ということは、やらなくてもよいように感じるがそうことにはならない。
万一労働災害が発生した場合、リスクアセスメントが行われていなかった、あるいは、行っいたがリスクが適切に抽出され予防処置が行われていない場合は経営者の責任になるということを意味する。

努力義務の対象は次の業種で社員数50人以上の事業所となっている。
 林業、鉱業、建設業、運送業、清掃業、製造業(物の加工業を含む。)、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、各種商品卸売業、家具・建具・じゅう器等卸売業、各種商品小売業、家具・建具・じゅう器等小売業、燃料小売業、旅館業、ゴルフ場業、自動車整備業及び機械修理業

リスクアセスメントの次にくるのは労働安全衛生マネジマントシステムの構築ということのようです。

詳細は厚生労働省の報道発表を見てください。
 ⇒ 平成18年4月1日施行 改正労働安全衛生法

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2006.04.21

造園業の環境マネジメントシステム

今週はエコアクション21で1週間の間に3つの事業所様の現地審査をさせていただきました。
仕事としてかなりきつくて、ブログはしばらくお預けとなってしまいました。(-.-)

何のご縁か分かりませんが、比率として造園業の方の審査が多かったようです。
そこで感じたことですが、造園業の環境マネジメントシステムとは何ですかという疑問です。

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2006.04.17

事業系一般廃棄物の判断基準

このところ造園業の方とEA21の審査をさせてもらっているが、廃棄物の分類についての話が時々かみ合わないことがある。
一般に、造園業と方の半数位は、造園工事だけでなく土木工事もやっている。
この場合、汚泥、がれき類、金属くず、廃プラスチックは産業廃棄物、木くずは建築工事から出るものは産業廃棄物、造園業から出るものは事業系一般廃棄物と言うことになります。

このように、同じ廃棄物であっても、どこから発生するかによって事業系一般廃棄物になったり産業廃棄物になったりする。

以下にその分類方法を紹介しておきます。

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2006.04.09

動物園の環境マネジマントシステム

石川県は環境省のエコアクション21が全国より先行している。
理由は平成12年頃より県環境政策課と金沢市が普及活動に勤めてきたことによる。旧環境活動評価プログラムが2005年度にEA21認証制度に変更になったとき、旧環境活動評価プログラムから特例措置として書類審査だけで移行認証した事業所が76あった。この数は全国一である。
4~6月にかけて、これらの事業所様の中間審査を各審査人が分担して実施することになった。
私が担当する事業所様はその中15~17事業所である。 建設業・造園業・印刷業の方が殆どで、これらの事業所には、私自身コンサル等で経験があるので審査をすることには、それ程抵抗を感じていない。
ところが、その中で いしかわ動物園 からの依頼があった。
(本来、顧客名は公開しないのですが、公共機関であり情報開示・透明化の一旦と解釈し名前を書かせていただきましたのでご理解下さい)

これには、一寸びっくり。
私は動物園の専門家ではない、それにいしかわ動物園は平成14年度の環境活動レポート部門の環境コミュニケーション大賞を受賞されている。
どうしてだろか、「どの審査人に頼んでも大差ない、それなら地元の審査人に頼もう」と言うことになり私のところにきたのではないかと勝ってに解釈した。

昨年のいしかわ動物園の環境活動レポートを読むと、活動に伴う環境負荷の管理改善が1/3程度で残りは環境教育のことで占められている。

活動に伴う環境負荷の管理改善については一般の事業所様と変わらないので審査に不安はないが、動物園の環境教育とはどうあるべきなのかが良くわからない。

そこで、市民ZOOネットワークの「いま動物園がおもしろい」と、川端裕人筆「動物園にできること」を購入し読んでみた。
「動物園にできること」は数多くのアメリカの動物園のルポに、最近の日本の動物園の動向を追加して中々におもしろい本でした。

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2006.04.03

現場力とは?

先日、東京のセミナーでALセッションに参加したときのことです。
2回目のセッションの規範の一つに「無邪気に子どものように」と言う項目が追加になりました。

ある会社の教育担当者が「現場力を上げたい」と言う問題(課題)を提起をされた。
この時、自分は
・現場力とは何ですか
・現場力の最もよい会社はどこですか
と言う質問をした。
その会社はソリューションを業務としている会社だったので、現場での顧客クレーム対応力や商品提案力のことを言っていた。
それでは、現場力が最もよい会社はというと「トヨタ自動車だろう」ということだった。

セッションが終わった後の振り返りで、誰が一番無邪気な質問をしたかということになり、それは西村さんだろう。
恥ずかしがらずに「現場力とは何ですか」と聞いた、と言うことだった。

「えっ、何それ! 現場力とは一般用語だったんだ」
「それを、恥ずかしがらずに聞いてくれて、現場力の本質について考えさせてくれた」
と言うことらしい。

正直、自分の無知ぶりをさらけ出したようで、一瞬、恥ずかしい気がしたがALセッションではそれがよいんですね。

その後帰ってから現場力について調べてみると、一般的にいう現場力とは、現場のワクワク感・技能スキル・チームワークを指しているようで2004年1月経団連会長でもあるトヨタ自動車の奥田会長の発言が契機になっているようだ。
この背景には、リストラ、契約社員の増加、団塊世代の一斉退社に対する危機感がある。

現場力の解説は、GLOBIS columns のページが最も分かりやすい。
また、日本能率協会からは現場力セルフチェックシートも出ている。

でも、皆さん、よく勉強なさっているんですね。感心しました。

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