現場力とは?
先日、東京のセミナーでALセッションに参加したときのことです。
2回目のセッションの規範の一つに「無邪気に子どものように」と言う項目が追加になりました。
ある会社の教育担当者が「現場力を上げたい」と言う問題(課題)を提起をされた。
この時、自分は
・現場力とは何ですか
・現場力の最もよい会社はどこですか
と言う質問をした。
その会社はソリューションを業務としている会社だったので、現場での顧客クレーム対応力や商品提案力のことを言っていた。
それでは、現場力が最もよい会社はというと「トヨタ自動車だろう」ということだった。
セッションが終わった後の振り返りで、誰が一番無邪気な質問をしたかということになり、それは西村さんだろう。
恥ずかしがらずに「現場力とは何ですか」と聞いた、と言うことだった。
「えっ、何それ! 現場力とは一般用語だったんだ」
「それを、恥ずかしがらずに聞いてくれて、現場力の本質について考えさせてくれた」
と言うことらしい。
正直、自分の無知ぶりをさらけ出したようで、一瞬、恥ずかしい気がしたがALセッションではそれがよいんですね。
その後帰ってから現場力について調べてみると、一般的にいう現場力とは、現場のワクワク感・技能スキル・チームワークを指しているようで2004年1月経団連会長でもあるトヨタ自動車の奥田会長の発言が契機になっているようだ。
この背景には、リストラ、契約社員の増加、団塊世代の一斉退社に対する危機感がある。
現場力の解説は、GLOBIS columns のページが最も分かりやすい。
また、日本能率協会からは現場力セルフチェックシートも出ている。
でも、皆さん、よく勉強なさっているんですね。感心しました。
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