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2006.03.11

産業廃棄物処理事業者の優良性評価制度

 廃棄物処理法が改正になり、8月より産業廃棄処理事業者の優良性評価制度が施行になる。
優良性評価制度とは、産業廃棄物の適正な処理を行なっている事業者を評価・認定しに公表することにより、一般の事業者が優良認定事業者と契約することを奨励すること。
また、そのことを持って、不法投棄の削減を図っていこうというものである。

産業廃棄物処理事業者が優良評価適合の評価を受けるには
①遵法性(不利益処分を受けていない)
②情報公開(インターネットで5年間の情報開示)
③環境保全への取り組み(ISO14001又はEA21の取得)
の3つの要件を満たす必要がある。

これに先立って、本日EA21審査員向けの優良評価制度に対する講習が西新宿公園住友不動産ビル8階Room6で行われたので受講した。
参加者は東日本を中心としたEA21審査人と地域事務局約250名?位。

13時から1時間、中央事務局より優良化推進制度の概要とこれに伴うEA21審査の変更点の説明があった。
その後、14時より約1時間半、千葉県元産廃Gメンの石渡正佳氏より写真入で産廃アウトローの構造と、石渡氏が開発した不法投棄を経理データーより洗い出す方法の講習があった。
千葉県は全国で最も不法投棄が多く、産廃対策職員が200名もいるという。
石渡氏によると、全国の産廃業者の中で過去に不法投棄に手を染めたことがない業者は1割に満たない。
裏には、暴力団が絡んだアウトロー組織があり、まじめな産廃業者も何時の間にかアウトロー組織が仕掛けた高利貸しにひっかけられ不法投棄にのめりこんで行く過程の説明があった。
昨年、岐阜県で裏山の不法投棄をして新聞を騒がせた事件があったが、石渡氏から見ると「あれはズブの素人のやること、アウトローはあんなことはやらない。」

今度の法改正で優良認定を受ける事業者は、業務実績・経理情報を公開することが義務付けられることになったが、この情報をもとに、不法投棄をしているかどうかを推定する方法を演習問題で指導をうけた。

優良化推進事業は、現在パイロット事業の段階で、今年度は認定されるのは、数百社~数千社程度だろう。

しかし、環境省は行く行く全国に3万社あるという全部の産業廃棄物処理業者をこの制度に載せていく腹積もりらしい。

石渡正佳氏の著書
 「産廃コネクション」
 「不法投棄はこうなくしていく」
 「利権クラッシュ」
 「スクラップエコノミー」

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