学習する組織 その1
今日は東京でJQAA夜間大学(日本品質協議会アセッサーの勉強会)で「学習する組織」の勉強会がある。
明日はEA21の審査人研修会があるので、前日に出かけて参加した。
この勉強会は昨年も行なわれたが、今年は3月、4月の2回に分けて行なわれ、今日はその第1回目である。
18時に御茶ノ水 総評会館に行くと60人位が集まっていて、ほぼ満席。
ピーター・センゲの学習する組織「5つの能力」フールドブックを購入し事前に目を通して出かけたが何しろ分厚いテキストなので十分理解できない。
一昨年以来JQAA理事の自主学習会があり、その学習結果をもとに寸劇・ワークショップなどを織り交ぜて紹介していただいた。
「学習する組織」は米国の経営手法で、特にサービス業や研究開発においては有力な武器となる方策であると聞いている。その歴史的経緯は、次の3つの流れからきている。
・1980年代の日本発 経営革新の手法 TQC、QCサークル
・1978年 クリス・アージリスドナルド・ショーンによる組織学習
1983年 アリー・グースによる長寿企業の4つの法則「企業は生き物である」
・1960年代から研究された システム・ダイナミックス
これらの理論をもとに、MITピーター・センゲ教授が「学習する組織の考え方」を研究した。
1990年研究結果を「最強組織の法則」で発表し、世界的ベストセラーとなった。
なお、日本ではこの著は1995年に発行されている。
その著の読者より、では、前書の最強組織はどうして作るのかと言う問い合わせが数多く出され、その4年後にその方策(フィールドブック) 学習する組織「5つの能力」が発表された。
その書に従って組織改革を進めていくうちに、推進上の幾つかの課題が出てきた。1999年その難問についての解決策を提示したフールドブック 学習する組織「10の変革課題」が発行された。
なお、この書は日本では2004年に発行されている。
これらの書は、このブログの左下に本の紹介がありますので興味のある方は見てください。
私自身、学習する組織「5つの能力」のフールドブックを購入し、勉強を始めたばかりです。
このブログに連載で、自分の勉強をかねて、感じたことを紹介させていただきます。
学習する組織が必要な能力、5つの学習領域は「自己実現」「メンタルモデル」「共有ビジョン」「チーム学習」「システム思考」です。
フィールドブックでは、これらの領域をペンタゴンの図で表示しているが、理解を深めるための饅頭のように表示したのが下図です。
出典 JQAA理事ワーキンググループ
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