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2005.06.10

種の多様性

地球温暖化と並んだ大きな環境問題として生物の多様性の危機ということを聞く。
ダーウインの進化論では、環境に適応して新しい種が生まれると、従来の種が滅びるという進化を繰り返しているという。しかし、現在は1つの種が生まれると、30種もの種が消えているという。こんな状態は人間にとっても良くないといわれている。
ところが、どうして、これが良くないのだろうか余りピンとこない。

今日、社友会から送られてきた「よーそろ」という交流マガジンを見ていたら植物学者の宮脇先生のエッセーが載っていた。
その中で「生物多様性」の大切さの例をあげておられる。

今、外来種のセイタカアワダチソウが日本中にはびこっているが、鎮守の森などの本物の植生の森には入ってこられない。松林には松食い虫や春先の山火事が続出しているが、これも松が本来生育すべきポテンシャルな自然の領域の250倍以上に増えすぎてしまったからで、松食い虫を退治するために幾ら消毒をしても根本的な解決にはならない。

日頃、セイタカアワダチソウの氾濫や、加賀海岸線で松林が松くい虫で次々と伐採されていくのを見ているので、この例は身近な問題として非常にわかりやすい。
そういえば、花粉症の多発も同じ原因だそうで、私たちの子どもの頃は、お腹の中では回虫など、いろんな寄生虫と同居していた。 現在では、無菌状態になって体内の抗体が攻撃するものがなくなって、本来攻撃対象となりえない花粉などに異常反応しているとか。

このまま、近代文明が作った環境に部分適応していると、かの恐竜と同じように環境に異変が生じたときに近代文明の中で育った人種は絶滅してしまうかも知れない。

そう考えると、種の多様性は重要な問題ですね。

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