世界を変えるお金の使い方
東大 山本先生の「世界を変えるお金の使い方」という本が出版された。 山本先生は日本の環境政策の知恵袋として活躍され、講演も聴いたことがあるので親しみを覚えて買ってみた。
私たちは、日ごろ自己の利益のため、金儲けのためにあくせく働き、何かあると罪滅ぼしのように募金をする。しかし、そのお金がどのように使われたかには余り関心を払っていない。
この本では、私たちそれぞれが、そのお金がどのような使い方がされるかを知って有効な使い方をする手引きをしている。
本の中から、解説を省略して、幾つかのテーマとアクセス先を紹介します。
100円でできること
・予防可能な感染症の中で死亡率が高く、手足に思い後遺症を残すポリオからミャンマーの子ども5人を守ることができます。
入り口 特定非営利活動法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会
・内モンゴルのホルチン砂漠に植えるポプラの苗木が10本買えます。
入り口 緑化ネットワーク
・紛争によって教育そのものにダメージを受けたアフガニスタンの子ども5人に国語や算数の教科書を提供できます。
入り口 社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
・カシューナッツの苗木が2本買えます。苗木が育ち実がなれば、インドの山岳少数民族の人たちが暮らす森が再生され、やがては彼らの食糧となり収入源にもなります。
入り口 特定非営利活動法人 ソムニード
グリーン購入
100円で
・スワンベーカリーのパンを買うことが、障害を持つ人達の雇用を促進し、自立して生きていくための手助けになります。
入り口 スワンベーカリー
・日本の間伐材を使って作られた封筒を購入することで、間伐材の活用を促進し、荒廃した日本の森や林業に光をあてることができます。
入り口 特定非営利法人 レインボー
300円で
・廃食油を利用したせっけんを買えば、水質の保全など、環境問題にもお役に立てます。
入り口 特定非営利法人 せっけんの街
340円で
・大地を守る会からニンジン1kgを買うことで、自然の力を生かした有機農法にチャレンジする農家を支え、同時に、安全な食卓を確保できます。
入り口 大地を守る会
980円で
・インドネシア・ジャワ島東部スラバヤ産、粗放養殖のエビ300gを購入すると、マングローブ林の保全と地域社会の伝統を守ることになります。
入り口 株式会社 オルター・トレード・ジャパン
4000円で
・風力発電を使って織られるオーガニコットン100%のバスタオルを購入。タオル1枚につき、380gのCO2の排出を減らすことができます。
入り口 株式会社 池内タオル
その他、更に詳しいことを知りたい人は「世界を変えるお金の使い方」読んでみてください。
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